夢への一歩

夢への一歩

バルサのコンビネーションプレーから生まれたショウのオウンゴールが、ユナイテッドとの準々決勝第一レグを制する結果を生んだ。

オールド・トラフォードが崩れた。FCバルセロナにとっての鬼門が、水曜日、とうとう、破れた。バルサは、チャンピオンズリーグ準々決勝第一レグにて、ずっと勝てずにいたオールド・トラフォードで、初勝利をあげた。

バルサの先制点

アウェーの第一レグでゴールを決める、それも、かつて勝利をあげたことのないオールド・トラフォードでゴールをあげるという目的は、前半12分に達成された。メッシのセンタリングを受けたルイス・スアレスが、ヘディングで先制点を押し込んだ。線審により、一回は、取り消されたゴールは、ビデオ判定により、正当なゴールと判定されたが、その後、スアレスのゴールではなく、ショーのオウンゴールとの訂正が入った。最終的に決勝点となるこのゴールは、バルサの全選手が関与し、47回ものボールタッチが2分間以上、続いたボールポゼッションの末に生まれたバルサのDNAあふれるゴールとなった。

 僅差でリードしたバルサは、その後も試合のコントロールを握った。前半30分には、ファウルを受けたメッシがピッチ上で、治療を受けるなど、テンションの激しさが伝わる試合展開が続いた。前半36分には、コウチーニョがゴールを決める寸前も、デ・ヘアが足でセーブし、失点を阻んだ。

  バルサはシュート数では、マンUに劣るものの、前半67%ものポゼッションを手にし、90%を超える正確さでパスを送り、試合をコントロールして、0-1で前半を折り返した。

そして、初勝利

後半に入っても、試合のシナリオは変わらず、スピーディなリズムの試合展開が続いた。バルサは、後半19分に、セメドのパスから、スアレスがシュートチャンスを得るも、ボールは枠に吸い込まれず、スコアは、0-1のまま、変わることがなかった。

後半20分に、バルベルデ監督は、ダブル交代を行ない、コウチーニョとアルトゥールに変えて、ビダルとセルジ・ロベルトを投入し、局面の打開を図った。後半36分には、メッシがフリーキックからシュートを放つも、テア・シュテーゲンがセーブ。その直後には、マルシャルがゴールを狙うも、ジェラルド・ピケがクリア。この日、11年ぶりにオールド・トラフォードに戻ってきたピケは、その成長ぶりを見せつけるべく、完璧なディフェンスを披露し、何度となくマンチェスターユナイテッドの攻撃から、チームを救った。

 

試合のスコアは、最終的に0-1のまま、最後まで変わらなかったが、とうとう、マンチェスターの敵地を破ったという高いモラルを胸に、バルサは、夢に向かって、一歩を踏み出した。カンプノウで行われる第二レグは、4月16日21時(現地時間)にスタートする。

Força Barça
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