キケ・セティエン(2020-)
クラブ史上3人目のカンタブリア出身の監督は、以前、率いたチームのプレースタイルを発展させることで名を成し、バルサにやってきた
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キケ・サティエン (1958年9月27日 サンタンデル生まれ)は、2020年1月14日に、これまで2年半、監督だったエルネスト・バルデルデの後任として、FCバルセロナのトップチームの監督として紹介された。
セティエンは、エンリケ・オリサオラ (1961) 、ラウレアノ・ルイス (1976)についで、バルサの歴史上、3人目のカンタブリア出身の監督となる。監督として、ラーシング・サンタンデル、ポリ・エヒド、ログローニョ、ルーゴ、ラス・パルマス、ベティスをカンプノウに来る前に率いており、ベティスを 2017/18年ヨーロッパリーグに導いている。
無冠でいながら、キケ・セティエンがバルサにたどり着いたのは、ここまで率いてきた以前のチームがプレースタイルを発展させてきたというひとえにその事実によるものだ。どのチームでも、セティエンは、攻撃に特徴があるポゼッションサッカーに賭けており、それは、バルサのDNA と似通っている。実際、キケ・セティエンは、ーバルサにやってくる前からーヨハン・クライフやバルサのプレー哲学への敬意を隠すことなく、認めていた。
選手としては、スキルのあるミッドフィルダーとして、記憶に残っており、その大半のキャリアをラーシング・サンタンデール(1977-85 、1992-96)で過ごしている。12シーズン、2回に渡ってプレーし、サッカーキャリアにおいて、選手として育ち、向上したクラブとなる。また、ルイス・アラゴネスの率いいるアトレティコ・デ・マドリード(1985-88) で3シーズンプレーしたほか、スペインスーパー杯を制覇し、その後、ラーシングに戻る前に、ログロニェス(1988-92)で4年間プレーしてから、レバンテに移籍し、そのチームを最後に選手として引退した。