FCバルセロナがクラブの新デジタル戦略の軸となる新ウェブサイトとアプリをスタート
FCバルセロナが今週、携帯電話端末用の新たにウェブサイトとアプリケーションを立ち上げた。新デジタル戦略の第一歩となるもので、全世界のファンを対象にデジタルコンテンツやサービスを提供するものだが、同時にソシオやファンクラブ会員、サポーターといった人たちとの距離をできるだけ縮めクラブとのあらゆる手続きや交流を容易にする目的になっている。
非常に魅力的なデザインと直感的な使用感があり、クラブとしてはビデオコンテンツやユーザーの参加、パーソナル設定、コンテンツのジオロケーション、試合日の“第2画面”の経験、選手データ、またはソシオやファンのためのインフォメーションサービスなどエンターテイメントのポテンシャルを高める狙いを持っている。この試みは、現在のところネットユーザーのおよそ70%を占める携帯電話端末での使用を想定、発展させたものとなっている。
新ウェブページ/アプリは、クラブが進めているデジタルプラットフォームの発展と継続的な成長の哲学を象徴と言えるもの。つまり今後も絶え間なく発展のプロセスを進んでいくことになる。その証拠に、ソシオやサポーターが参加しそれぞれの意見を共有でき、インタラクティブなプロセスを容易にするベータ版が発表されている。
新ウェブサイトとアプリの目的の1つはバルサのソシオとファン同士の交流を図るもので、よりパーソナルな経験を楽しめる点。現在のところ視聴の80%以上がスペイン国外からで、その中の多くの人たちがバルセロナやカンプ・ノウを訪れることができない。その点でバルサをより近くに感じてもらえるためスポーツ界またはそれ以外を含めたコンテンツや経験をしてもらえるよう努めている。同時にソシオ用のサービス強化も図っており、優先かつ直接的な扱いを続けるようにしている。
ビデオはユーザーにとって優先順位の最も高いもので、だからこそFCバルセロナの新デジタルプロダクトで中心的な位置を占めている。クラブのオーディオビジュアル・プラットフォーム、バルサ・ビデオがその主軸で、選手とのインタビューやドキュメント、試合、ゴール集、レジェンド選手などのコンテンツを扱っている。
このほか、FCバルセロナはグローバルな視聴にも考慮したオーディオビジュアルコンテンツにも力を注ぐ。全てのファンがカンプ・ノウを近くに感じるため、試合前にピッチ上からの中継やコメントで追う試合の90分、試合の実況中継がある。これらはいずれも英語でのプログラムとなっている。
新たな戦略はこれらのコンテンツを通してファンのクラブへの忠誠の心を高め、ウェブやアプリの登録者を増やすこと。さらに複数のデジタルチャンネル(ティケッティング、バルサ・ビデオ・プレミアム、バルサ・ストアなど)を通して収益を増やす目的もある。
FCバルセロナ、デジタル部門の責任者、ディダック・リー
「素晴らしいものを追い求めるのはバルサで絶え間なく続く挑戦であり、それだけに我々はデジタル部門でも我々のユーザーのために最高の質と価値を追い求めています」
「我々のウェブとアプリの中心となるのは、ソシオやファンの好みや必要性に合わせて常時発展していく生きたプラットフォームだということ。さらに今後も新しいプロダクト、デジタルサービスを加えていくことになります」
「同時にバルサのソシオはクラブとの様々な手続きを自宅にいながら行うことができます」
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