メッシ、ネイマールJr、スアレスが2016/17チャンピオンズリーグのデビュー戦で輝きを放つ
アルゼンチン人クラックがハットトリック、スアレスがドブレテ、ブラジル人エースがFKからスーパーゴールと、トリデンテ今季最初の鮮やかな共演を展開した
バルサには三人の魔術師がいる。その名はメッシ、スアレス、そしてネイマールJr。三人は115日ぶりに相手を打ち破るため顔を揃えた。セルティック戦で挙げた7点のうち6つを決め、残る一つもアシストという形で関わった。アルゼンチン人選手は開始3分でスコットランドのチームに風穴を開けた。アスルグラナの10番はピッチ上でリサイタルを展開、休みなくプレーし得点を決め続けた。メッシは今季最初のハットトリックを決め、その回数はチャンピオンズリーグ歴代最多となる6回目、公式戦合計で36回とした。
メッシの凄さはその得点力だけにとどまらない。ゴール演出の鮮やかさにも注目すべきものがある。2点目のゴールはネイマールJrとパス連携を展開し、セルティックの守備陣を手玉に取った。
このトリデンテの特徴の一つは仲間意識の強さにある。アルゼンチン人選手はFKのキッカーの役目をブラジル人選手に譲ったことでゴール隅に決まるシュートが生まれた。ネイマールJrはゴールのほかスペクタクルなプレーを連発、この試合だけで計4アシストを決めた。その一つがキャプテンのイニエスタが決め、カンプ・ノウの観衆を総立ちにしたゴールだった。
スアレスもチームのお祭り騒ぎに取り残されなかった。自身最初のゴールはブラジル人選手のアシストを受け、自身2点目となる7−0のゴールはメッシのパスからネットを揺らした。バルサの計7点のうち6つはトリデンテが、残る一つはネイマールJrのアシストだった。バルサでトリデンテを構成した2014/15季からチームがチャンピオンズリーグで挙げた56ゴールのうち三人が50点を決めている。このデータはFCバルセロナが世界最高のフォワードを抱えていることの証明と言える。
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