レアル・ソシエダ – FC バルセロナ戦プレビュー
マラガでの 0-0 のドローを終えて、FCバルセロナは、首位のレアルマドリードと勝ち点差が開く形となった。一方、レアルマドリードは、昨日、ホームのベルナベウで、スポルティング・デ・ヒホンを前に2-1ホームで勝利をあげたばかりだ。クラシコで勝ち点差を詰めたいバルサだが、サン・セバスティアンでのアゥェー戦は、容易ではない。レアル・ソシエダは、現在、リーグ戦での好調ぶりが際立つチームの一つであり、アノエタは、バルサにとって、最近、勝利を飾ることができずにいるスタジアムだからだ。
チームニュース
ジェラルド・ピケ が抱えている違和感は、消え去っていないが、ピッチに立つことはやむを得ない状況だろう。また、アルダ・トゥランは、風邪のため、アンドレス・イニエスタ、サミュエル・ユムティティはまだ、負傷から完治せず、アレイシ・ビダルとマシップは監督判断により、それぞれ、欠場することになる。バルサBから、この試合に向けて、カルラス・アレニャとマルロン・サントスが招集された。
よって、招集フルメンバーは、テア・シュテーゲン、シレッセン、ピケ、ラキティッチ、セルヒオ、デニス、スアレス、メッシ、ネイマールJr、ラフィーニャ、マスチェラーノ、パコ・アルカセル、ジョルディ・アルバ、ディニュ、セルジ・ロベルト、アンドレ・ゴメス、アレニャ (28)、マルロン (33)だ。
一方のレアル・ソシエダは、ルベン・パルド、ジョン・ガシアナガ、マルケル・ベルガラの3人のミッドフィルダーを欠くことになる。
監督視点
ルイス・エンリケは、前日記者会見で、アノエタでここ数年、バルサが勝利という結果を出せていないことを聞かれ、「ここ何年も起きてきた過去と明日、起きる出来事は全く関係ない」 と言い切った。また、この試合の結果がクラシコに影響することについて聞かれると、「サンセバスチアンの試合もクラシコも、両方とも勝ち点3がかかっている点では同じだ」と応えた。
また、元バルサ、現在、レアル・ソシエダの監督であるエウセビオ・サクリスタンについては、賛辞を尽くし、彼の作ったチームが、「非常にレベルが高く攻撃的」なチームだと評し、また、ソシエダが「プレー面でも結果面でも、絶好調の状態」であることを改めて強調した。
現況
バルサは、今季、カンプノウでより、多くの勝ち点を獲得している。セルタとの試合を除き、残りのホームゲームでは全勝している。だが、ホームでマラガを前に落とした勝ち点2点が、現在、首位のレアルマドリードと7点差をつける形となっている。
レアル・ソシエダは、一方、最近、アラベス、レガネス、アトレティコ・デ・マドリード、スポルティング・ヒホンを前に4連勝し、10得点をあげている。現在、ビジャレアルと得失点差が異なるものの、並んで5位につけている。
歴史
バルサの最近でのアノエタでの成績は、実に嘆かわしい者だ。最近、6回のアノエタでの試合で実に4敗2分けというデータであり、最後に勝利をあげたのは、2007年にまで遡る必要がある(最も、その後、ソシエダが2部にいたせいでもある)。レオ・メッシすらも、サン・セバスティアンでは最高の調子を出せないようで、過去7回の訪問で、2度しか、ゴールを決めたことがない。だが、歴史は変えるためにある。今回、バルサは、きっと過去を打ち破ってくれることだろう。
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