プレビュー FCバルセロナ−マラガ:冬のマラソンがスタート
リーガ試合が再開され、カンプ・ノウにサッカーが戻って来る。代表戦ウィークを経てバルサが再び大会に戻り、マラガと対戦する。グラスゴーでのチャンピオンズリーグを前に、ルイス・エンリケのチームはこの試合に勝利し首位チームを追走する必要性がある。現状でロス・クレスは勝ち点25で2位、首位チームで2ポイント差で追っている。国内リーグで4連勝を飾ったあと、さらにペースを上げるため本拠地は難航不落の地にしなければならない。
今回のリーガ中断による2週間は、今後年末までに多くの試合に向かう前の小休止になった。なぜなら土曜から12月21日まで、ルイス・エンリケのチームは32日で計10試合を戦うことになるから。リーガ、チャンピオンズリーグに向かうこの期間は、2017年の年始をより良い状態にするためのカギになると言える。
対戦チームに危険度はあるものの確かにある自信
連戦で最初に戦う相手は、1996/97季にバルサBを指揮したフアンデ・ラモスのマラガ。アンダルシア州のチームは現在勝ち点15でリーガ中位につけている。もっともここまでアウェー戦で積み重ねたポイントはわずかに2。アウェー試合ではリーガで2番目に結果を出していないチームとなっている。最も危険な選手はバルサで良く知られている存在。ラ・マシア出身でバルサトップチームで32試合に出場、7得点を挙げたサンドロ・ラミレスで、今シーズンここまでマラガのチーム最多得点選手となっている。カナリア諸島出身の選手はリーガ全試合に出場し5ゴールを決めている。
この試合でバルサはここまで数試合からいくつかの修正点を施して試合に臨むことになる。ピケ、ジョルディ・アルバ、マテュー、アレイシ・ビダルが医師からの怪我回復診断を受けた。一方ユムティティとイニエスタが未だ怪我で、またルイス・スアレスが累積警告で試合に出場できない。このためルイス・エンリケは召集18選手を発表、マシップとアレイシ・ビダルが戦術的判断でメンバーから外れている。
アンダルシア州のチームは、ルイス・エンリケが試合前会見で話しているように「自信を持って」この試合を迎える。なぜならフアンデ・ラモス監督率いるチームは最近合計勝ち点15のうちの10ポイントを勝ち取っているから。バルセロナには今季初のアウェー戦勝利をめざして乗り込んで来る。大会を再開するタイミング、またクリスマスまでの過密日程の最初を飾るとしては危険な相手との一戦になる。
召集リスト18人
ルイス・エンリケは、試合当日の午前中にマラガ戦の召集リストを発表した。このマラガ戦から、ディフェンス3人、ジェラルド・ピケ、ジョルディ・アルバ、アレイシ・ビダルが復帰し、また、今週、毎日、トップチームと練習を行なっていたバルサBのマルロン・サントスがリスト入りした。その一方で、アンドレス・イニエスタとジェレミー・マテューは、復帰はならず、また、フランス代表から戻ってきたユムティティは、左足の太腿二頭筋に違和感を覚えているため、今回の招集は見送られた。ルイス・スアレスは、5枚目のイエローカードをセビージャ戦で受けたために、累積欠場、ジョルディ・マシップは、監督判断による欠場となった。よって、マラガ戦における召集リストメンバーは、下記の通り。
テア・シュテーゲン、シレッセン、ピケ、ラキティッチ、セルヒオ、デニス、アルダ・トゥラン、メッシ、ネイマールJr、ラフィーニャ、マスチェラーノ、パコ・アルカセル、ジョルディ・アルバ、ディニュ、セルジ・ロベルト、アンドレ・ゴメス、アレイシ・ビダル、マルロン
もっと読む