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エルクレス−FCバルセロナ戦マッチレポート(1−1)

ルイス・エンリケのチームが試合の主導権を握ったもののリコ・ペレスの試合でマインスが先制点を挙げアリカンテのチームがリードした。それでもバルサはアレニャがトップチームデビュー戦でスーパーゴールを決め同点に追い付いた

FCバルセロナはルイス・エンリケ体制になってから無敗としているノックアウト方式の大会の勝ち抜けをさらに継続することが可能な情勢になっている。ロス・アスルグラナスは大会初戦となるアリカンテのホセ・リコ・ペレスでのエルクレスCF戦で引き分けた。ボルハ・ロペス、アレニャ、カルボネル、ニリ、カルドナがデビュー。相手チームは5バックで守りを固め、バルサの攻撃を難しいものにした。

バルサは試合の主導権を握り、高いポゼッションを手にしたがプレーの厚みには欠けた。エルクレスは守備陣がしっかりと構えた。決定機はサイドからの突破から生まれ、パコ・アルカセルはいくつかのチャンスを手にした。最初はゴール正面からのフリーキックで相手GKが何とか防いだ(10分)。最も惜しい場面は26分、こぼれ球に反応したものだった。

ディニュのヘディング(22分)、ボルハ・ロペスのシュート(36分)がスコアを動かしてもおかしくなかったが、結果としては0−0でハーフタイムを迎えた。

後半に入り動き

ハーフタイムのあと試合が動く。エルクレスがサプライズを演出、先制点を奪った。サイドからのサリナスのパスにマインスがボールを体ごと押し込んだ(52分、1−0)。

しかしホームチームの喜びは長くは続かなかった。カルラス・アレニャが自身トップチームのデビュー戦で鮮やかなスーパーゴールを決めた。ゴール正面から積極的にシュートを仕掛け、ゴールネットを揺らした(58分、1−1)

決勝点は生まれず

若きアスルグラナ選手のゴールはFCバルセロナを活性化、2点目を予感させるシーンを何度か呼び込んだ。それはテベレット監督のチームがアレニャのゴールにダメージを受け、それまでの踏ん張りのツケを払っているからでもあった。

最初のチャンスはディニュのロングシュート、さらに跳ね返りからアルダがシュートを狙った(61分)。アンドレ・ゴメスも攻め上がりヘディングシュートを放った(76分)。しかし最も決定的なシーンを迎えたのは、ボルハ・ロペス、アレニャ、カルボネル、途中交替のニリに続きこの日5人目のデビュー選手となったマルク・カルドナだった。レリダのFWはこぼれ球を押し込んだが相手選手がギリギリのところでこれを防いだ(78分)。終盤にもバルサはコーナーキックから決勝点ゲットに迫ったが、エルクレスは踏ん張り、第2戦のカンプ・ノウですべてを決めることになった。

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