FCバルセロナ「クラブ以上の存在」のスローガン50周年記念
クラブは、バルサのスポーツの優越性、ソーシャルコミットメント、イノベーションといった例を用いて、いかにその独自性を築いてきたかを世界に知らしめることを目的としている。
この2018年で、スローガン、クラブ以上の存在は、50年目を迎えた。この4つのシンプルなことばは、年を追い、ピッチ内外でバルサを意味するようになっていった。それは、サッカーファンだけでなく、そうではない人へも魅力を伝えるものだった。だが、最初にこのフレーズを口に出した時、それはスローガンですらなく、正直な声明に過ぎなかった。当時のクラブ会長、ナルシス・デ・カレラスが1968年にクラブの最高責任者として行なったスピーチで発せられた、Més que un club(クラブ以上の存在)ということばが、口から口へと五大陸へと渡り、その当時から50年を経過して、バルサブランドを代表するフレーズになったのだ。
「クラブ以上の存在」のことばを定義する8つの要素
- 決断は民主的に14万4千人以上の会員が行なうことで成り立っているクラブである
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複数のスポーツから成り、女子スポーツへの投資を行なうクラブである
- 独自のスタイルでプレーすることに勝つことと同じ重きを持っているクラブである
- ラ・マシア スポーツを通した人間形成を教育するクラブである
- 財団法人 ソーシャルコミットメントに賭けているクラブである
- バルサ・イノベーション・ハブ 知識とイノベーションを取り入れ、生み出し、伝えていくクラブである
- グローバルでありながら、自らの根元であるバルセロナ、カタルーニャを感じるクラブである
- 価値観を信じて体現するクラブである。その価値観とは、謙虚さ、努力、チームワーク、野心、敬意