試合プレビュー:FCバルセロナ−シャペコエンセ
エルネスト・バルベルデ監督率いるチームが2017/18シーズン最初の本拠地試合。地元ファンへの新チームのお披露目でありブラジルチームを顕彰する意味合いもある
今夜20時30分(日本時間8日3時30分)からカンプ・ノウで特別な試合が行われる。FCバルセロナとシャペコエンセの対戦は注目すべき理由がいくつもある。まずは新加入の選手たちにとっては新たな本拠地スタジアムで初めてプレーする機会になる。さらに毎年夏に行われる伝統的なトーナメントは今回52回目で、対戦相手は感傷的な要素を含むものになる。
ブラジルチームは2016年11月28日コロンビアで起こった飛行機事故により71人の犠牲者を出し、また移動の理由がコパ・スダメリカーナ決勝への出場だったためスポーツ界に大きな影響を与えた。シャペコエンセは所属選手、監督・スタッフのほぼ全員を失ったあと、チームを再構成してガンペル杯に参加する。つまり今回の対戦は上記の犠牲者71人を顕彰する意味合いがある。
重要な行事の1つが同事故の生存者アラン・ラスケル選手の戦線復帰。長いリハビリを経てバルサ−シャペコエンセ戦で出場時間を得る可能性がある。スポーツ的な観点から見て行くと、シャペコエンセは国内リーグで難しい状況にある。ブラジルチームはカンペオナート・ブラジレイロ全20チーム中の16位で、去る日曜日の試合にはコリチーバに敗れている(2−0)。しかしブラジルチームの希望と闘争心は揺らぐことなく、バルセロナの空の下で意欲的な試合をすべく試合に臨む。
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