底なしのメッシの38回目のハットトリック
バルサの「10」番は、ダービー戦の勝利をリードするハットトリックと共に、新たなエキシビジョンを行ない、改めて、その底なしの力を見せつけた。
カンプノウは、エスパニョールを前にゴールリサイタルで5-0でダービーを制した夜、再び、メッシの足元にひれ伏すことになった。メッシは、決してそのエキシビジョンに飽きることがない。サポーターにとっては、なおさらだ。バルサの「10」番は、ダービー戦の勝利のリードをとり、ゲームを構築し、ゴールを決めた。この試合で20 得点をエスパニョールを前に決めて、史上最多得点王となったメッシは、キャリアにおける38度目のハットトリックを決めた。
ハーフタイム前に2得点を決めたメッシだが、先制点は、スペースのないところから切り込み、完璧にゴールの隙を狙って決めたものだった。二点目は、彼の最高の相手、今回は二回のアシストを出したジョルディ・アルバからのパスを受け取り、押し込んだ。メッシのみならず、パウリーニョやデンベレのデビューに彩られたダービー戦のハイライトデータと見ていこう。
- メッシ、38回目のハットトリック: バルサの「10」番は、土曜日にリーガにおける 27回目のハットトリック (チャンピオンズリーグで7回、国王杯で3回、スペインスーパー杯で1回) を決めた。その内訳は、アトレティコ・デ・マドリードとオサスナで共に3回、一番、多くその犠牲となったのは、バレンシアの4回だ。
- ダービーで20ゴール目 : レオ・メッシは、カンプノウのダービー戦におけるスペシャリストであり、ダービーにおける史上最多得点王だ。また、今回、3回シュートを放ち、3得点を決める百パーセントの効率性を発揮した。
- デンベレとパウリーニョのデビュー: フランス人選手は、ブラジル人選手同様、カンプノウのサポーターに拍手で迎えられ、デビューを果たした。デンベレは、ルイス・スアレスのゴールを試合が終わる最後の瞬間にアシストし、そのドリブルで足跡を残した。一方、パウリーニョは、中盤をしっかりと支え、セカンドラインから飛び出し、ゴールを決める寸前だった。
- ジョルディ・アルバのアシスト: バルベルデの新たな提案は、中盤に多くの選手を起用し、メッシの自由度を高め、スアレスをワントップ、デウロフェウを右サイドに起用するというものだが、その結果、バルサの左サイドバックは、サイドを自由に動くことができ、それを生かして、二度に渡り、ダービー戦でもアシストを送った。リーグ戦でアルバが二度のアシストを出すのは、二度目であり、最初は 2016年のオサスナで達成している。
- ダービー戦におけるバルサのスペクタクルデータ: 2009年にカンプノウでエスパニョールが最後の勝利をあげてから、バルサは、エスパニョールを前に行なったカンプノウでのリーグ戦で31得点2失点という素晴らしい成績を手にしている。
- 難所のユムティティとピケ: バルサのカタルーニャ人ディフェンダーは、コーナーからのパスを受け、見事なヘディングゴールを決めた。バルサの「3番」がダービー戦でゴールを決めたのは、4回目(リーグ戦で2回、国王杯で2回)だ。リーグ戦で決めた2ゴールとも、アシストを送ったのはラキティッチであり、両方の試合とも、バルサは5得点を決めて勝利をあげている (土曜日の試合での5-0及び 14/15年に 5-1で終わった試合) また、ユムティティは、エスパニョールに危険なプレーを許さず、そびえ立つ壁のごとくプレーし、この試合では、 98回送ったパスのうち、92回を成功させ、 試合中、一度のファウルも犯すことがなかった。