FC バルセロナ – デポルティーボ戦マッチレポート(4-0)
サンティアゴ・デ・ベルナベウで行われるクラシコを先に見据えつつ、バルサは、カンプノウで行われた今年最後のホームゲーム、デポルティーボとの対戦を4-0で収め、今年最後の試合に向けて、準備を整えた。
歴史は繰り返された。2003年から、バルサを前に勝利をあげられずに苦戦を強いられているデポルティーボは、今回もカンプノウという鬼門を破ることができなかった。
試合は、レオ・メッシが今年、再び、制覇した4度目のゴールデンシューをカンプノウのスタンドに捧げるところからスタートした。
だが、良いニュースばかりではなかった。前半23分、パコ・アルカセルがピッチで負傷し、アレイシ・ビダルが代わって入った。アルカセルは、左足のハムストリングを痛め、完治まで3週間かかることが試合後にわかった。
アレイシ・ビダルがピッチに立ってから、間も無く前半29分に、スアレスが待望の先制点をマークした。メッシのアシストから生まれたスアレスのゴールでようやく、リズムに乗ったバルサは、ハーフタイム前にさらにスコアを伸ばした。メッシがラキティッチのアシストからシュートしたものの、ゴールにならなかったその直後、パウリーニョが振り抜いた右足がゴールネットを揺らした。バルサは、2-0 のスコアで、後半を迎えた。
後半は、これ以上ないというスタートを切った。セルジ・ロベルトのアシストを受けたルイス・スアレスがこの日、二度目のゴールを決めたのだった。スアレスは、これでデポルティーボとの最近の対戦4試合で8ゴールをマークしている計算となった。
後半21分には、メッシがFKチャンスを得たが、そのシュートは、ポストに弾けた。また、後半24分には、エリア内でスアレスがファウルを受けたため、バルサ有利のPKの笛が吹かれ、メッシがPKを蹴る役を請け負った。しかし、この日、ゴールの女神は、メッシに微笑むことがなく、この日、インスピレーションに満ちていたルベンの掌中にボールは治まった。
後半30分には、メッシだけでなく、ジョルディ・アルバもシュートをポストに当てた。3-0とリードしていても、バルサは攻撃の手を緩めることがなかった。アルバがポストに当てたシュートのクリアボールが、最終的にパウリーニョによって、追加点となった。バルサは、試合のスコアを4-0に伸ばし、今年、最後のホームゲームを快勝し、再び、勝ち点3を手にした。これで、バルサの無連敗記録は、24になった。
今年最後の終着駅は、サンティアゴ・ベルナベウだ。バルサは、24の無連敗記録とリーガ首位のポジションを手に、宿敵、レアルマドリードのスタジアムに向かう。そのための準備は、整っている。
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