レアルベティス - FC バルセロナ ：後半の圧勝(0-5)　　

バルサの勢いは、止まらない。スペインリーグ20節目にあたるビジャマリンでのベティス戦で、バルサは精彩を放ったメッシ、アシスト、ダブルゴールを決めたスアレス、ラキティッチの先制点で再び、っ勝利 (0-5)を収め、二位のアトレティコに11点、３位のバレンシアに14点差をつけて、首位の座を改めて固めた。

ポゼッション争い

前日記者会見で、バルサのバルベルデ監督が「ベティスは自営でプレーするのが好きな勇敢なチームだ」と予言していた通り、試合は、ベティスとのポゼッション争いとなった。キケ・セイティエンの率いるチームは、中盤を厚くし、バルサは、思うように試合の手綱を取れずにいた。徐々に試合のコントロールを握り始めたものの、前半のポゼッションは、ほぼ50%と両者互角だった。

セメドやセルジ・ロベルトがゴールチャンスを手にしたが、スコアを変えることはできず、バルサは前半を通して、アダンの守るゴールにたった二度しか、シュートを放つことができなかった。

だが、前半のニュースは、スコアレスドローで終わったことではなかった。ハーフタイムを迎える寸前に、フェルメーレンが再び、左足を負傷し、ピッチを離れざるを得なかった。バルベルデは、この日、復帰したばかりのユムティティを投入して試合に臨むことになった。

スペクタクルなメッシ、後半の圧勝

ハーフタイムを終え、ロッカールームから戻ってきた選手が、後半からシナリオをがらりと変えた。シナリオが大きく変わったのは、ベティスのディフェンスを抑え、見事なアシストパスを送ったスアレスのボールを受けたラキティッチが待望の先制点を決めた後半13分からだった。ベティスは、そのプレースタイルを変えることなく、向かってきたが、メッシにはそれを超える力があった。後半19分にはメッシが追加点を決め、更にその５分後の後半24分には、ルイス・スアレスが３点目をバルサにもたらした。この試合で、メッシは、アシストを送り、ゴールを決め、ディフェンダー４人を抜き、ゴール前までボールを持ってくる華麗なプレーを披露し、ビジャマリンをも魅了した。

0-3 と点差をつけても、手を緩めることなく、試合終了まで後10分という段階で、再び、メッシが追加点、試合終了間際には、ルイス・スアレスが５点目を決め、バルサは、0-5でセビージャを去ることになった。

この日、決めた２ゴールで、ルイス・スアレスは、リーガにおける100ゴール目に、114試合で達成した。メッシとスアレスは、リーガに置けるゴールランキングにトップ２であり、二人だけで34得点を決めている。

バルサは、セビージャの難しいスタジアムでの勝利を収め、二位のアトレティコと勝ち点11点差、バレンシアと14点差、レアルマドリードとは 19点差をつけて、リーガをひた走り続ける。