マッチプレビュー:国王杯バレンシアCF—FCバルセロナ
2018年国王杯の決勝がその場に立つ2チームの出現を待っている。それは今日木曜日に決定するが、その1チームは再びFCバルセロナになり得る。なぜならバレンシア戦でエルネスト・バルベルデ監督は前人未到の5年連続を目指すのだから。カンプ・ノウでの第一レグ(1−0)でルイス・スアレスが決めたゴールによりわずかなリードを手にしているが、ロス・アスルグラナスはこの結果がなかったもののように考えてメスタージャ入りする。
「バレンシアが持つ攻撃のポテンシャル、さらにメスタージャで戦うことを考えれば、我々は得点しなければならないという感覚が私にはある」とバルベルデ監督は試合前会見で語っている。同時に指揮官は「両チームとも持てるもののすべてを出し切ることになるだろう」とみている。
前回リーガ対戦の結果(1−1)を見れば、この舞台がどれだけ厄介なものなのかが分かる。もちろん今回状況は違うものの、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督率いるチームも決勝進出を狙いリスクを覚悟で戦うと考えられる。
40回目の国王杯決勝進出を目指して
バルサは通算29回優勝の国内タイトルの準決勝を戦う。それは単にカップ戦王者になるだけではなく、まず決勝に進む意味合いでもある。今回勝ち進めば、現在39回で並んでいるレアル・マドリードを上回り40回目の決勝の舞台に立つことになる。
過去のデータは前向きなもの。先週カンプ・ノウでチームが勝利した第一レグ1−0でリードしたチームが第二レグで逆転されたケースはないという。バルサは同様のパターンを過去に6回経験しておりその差を守っている。なお今回デンベレとフェルメーレンが怪我で、デニスとディニュが戦術判断でメンバーから外れている。招集メンバーは次の通り:テア・シュテーゲン、セメド、ピケ、ラキティッチ、セルヒオ、イニエスタ、スアレス、メッシ、シレッセン、コウチーニョ、パウリーニョ、アルカセル、ジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルト、アンドレ・ゴメス、アレイシ・ビダル、ユムティティ、ジェリー・ミナ。
対するバレンシアはバレンシアの看板選手の一人、ゴンサロ・ゲデスがメンバー復帰。また第一レグを怪我で欠場していたアルゼンチン人センターバック、アセキエル・ガライも戦線復帰している。国王杯決勝まであとわずか。誰もがこのビックゲームへの参加を待ち望んでいる。
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