FC バルセロナ– AS ローマ: 準決勝まで後、半歩 (4-1)
グラディエーターがやってきた。余興を目的に戦った古代ローマ帝国の娯楽のごとく、ASローマがカンプノウにやってきた。この日、再び、スタメン出場を果たしたメッシは、スアレスと共に、攻撃を担った。エルネスト・バルベルデ監督は、セメドをサイドバックに起用し、セルジ・ロベルトのポジションをあげる布陣で、ローマ戦に臨んだ。
前半7分には、スアレスがゴールを決めるも、オフサイド。また、前半11分には、メッシがアリソンのゴールを目指し、二回ものシュートを放ち、18分にラキティッチが放ったシュートは、ポストに弾けるなど、バルサは先制点を狙い、執拗にアリソンの守るゴールを狙い続けた。28分には、スアレスのシュートをアリソンがクリアし、コーナーキックになった。
先制点が訪れたのは、スコアレスドローでハーフタイムを迎えるかと思われた前半38分。イニエスタとメッシの連携プレーから、攻め込んでいたそのプレーを避けようとしたデ・ロッシがオウンゴールを決めた。
次の追加点は、ユムティティの食らいつきとラキティッチの切り込みから生まれたが、これまた、マノラスのオウンゴール(後半11分)だった。勢いに乗ったバルサは、攻撃の手を緩めず、メッシとスアレスのカウンターからのシュートをアリソンが弾いたクリアボールをピケが押し込み、試合は、3-0になった。
カンプノウは、この余興に酔いしれた。だが、ローマも負けてはいなかった。後半35分にジェコがローマに一点を返した。点差をつけて、第二レグへの期待を生み出したが、その希望をスアレスが砕いた。後半43分にスアレスが今季のチャンピオンズリーグでの初得点をあげ、スコアを4-1に変えたのだった。
まだ、ローマでの第二レグが残っているが、バルサは、カンプノウで、既に準決勝までの半券を手に入れた。
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