バルサ・レジェンズ - レアル・マドリードレジェンズ: 日本でのエル・クラシコはバルサの手に (2-1)
バルサレジェンズがレアル・マドリードレジェンズを東京で行われたエル・クラシコで制した。バルサは、サビオラの先制点の後、同点に追いつかれたが、フェルナンド・サンスのゴール(オウンゴール)で試合を制することになった(2-1)。今回、バルサ・レジェンズの招集リストに新たに加わったアンドレス・イニエスタにとって、プロとしてサッカー選手のキャリアを終えた引退を改めて祝う舞台となった。
バルサの粘り
バルサは試合開始から試合のリズムを生み出した。アルベルト・フェレルの率いるチームは、レアル・マドリードにボールを自由に操らせず、チャンスをバルサに生み出した。今回のバルサレジェンズのニュースの目玉となったのは、チャビとイニエスタがこの招集リストに加わったことだあった。二人は機械のごとく息のあった動きをみせ、それにリバウドのマジック、左サイドのセルジ・バルジュアンの攻め上がりが、立ち上がりからレアル・マドリードを苦しめた。
バルサのコントロールにもかかわらず、なかなか、ゴールは訪れなかった。前半15分、イニエスタの素晴らしいパスから、サビオラが1対1となるチャンスを手にしたが、カシージャスがその意図を読み取り、ゴールネットは揺れなかった。
そしてゴール
前半31分まで、その瞬間は訪れなかったが、先制点は、いかにもバルサのプレーらしい形で生まれた。メンディエタがボールを取り返し、それを受けったチャビが、魔法がかったパスを繰り出し、ジュリの手に渡った。エリア内で受けたジュリは、サビオラに先制点を決めるようにボールを私、カシージャスの守るゴールに突き刺し、先制点が生まれた。 45.725人が集まった味の素スタジアムで、観客は1-0が生まれたプレーに沸いた。
カマチョの率いるチームは、守備を固めていたが、フリオ・パブティスタが危険なプレーを徐々に生み出してきた。その中の危険なプレーの一つを止めたのが、ラファ・マルケスだった。そのマルケスは、チャビと共にバルサに追加点をもたらす可能性のあったシュートを二度、放ったものの、シュートは枠をとらえることなくポストをかすり、1-0のスコアでハーフタイムを迎えることになった。
支配をキープ
バルサ主導の試合の流れは後半も変わらなかった。右サイドからの絶好のセンタリングをリバウドが受けるも、ゴールにできなかった。メンディエタとサビオラもエリア外からゴールを狙った。一方、レアル・マドリードはカウンターを狙うも、うまくいかなかった。バルサは、レアル・マドリードの攻撃に対し、何度となくオフサイドトラップを用いて、止めてみせた。
この手の試合の常である交代が始まった。バルサレジェンズはグズマン、ノリート、トラショラスが入り、一方、マドリードはフェロンを投入した。
マドリードのドロー
フレッシュな選手の投入で、マドリードのプレーは勢いを増し、更なる交代エドウィン・コンゴが後半入ってから、レアル・マドリードの攻撃に執拗性がました。69分にはグズマンがカウンターからのシュートをポストに当てた。
ラスト15分となり、78分に主審はエリア内のラファ・マルケスのコンゴへのプレーにPKを命じた。ボルボアがシュートを沈めて、スコアをドローにした(1-1 78分)
アディショナルタイムのゴール
試合の規定時間は終わり、PK戦で勝利を求めることになるかと思われたが、バルサは攻め続け、右サイドから攻め上がったジュリから受けて、ノリートが放ったシュートはポストに弾けた。そして、試合終了間際に、イニエスタが放った強烈なミドルクロスを防ごうとしたフェルナンド・サンスがオウンゴールを献上。バルサレジェンズが見事な勝利を収めて試合は幕を閉じたのだ (2-1 90+3)
試合データ
バルサレジェンズ, 2
レアル・マドリードレジェンズ 1
バルサレジェンズ: アンゴイ、デフー、マルケス、バルジュアン、ナバロ、チャビ、イニエスタ、メンディエタ、サビオラ、リバウド、ジュリがスタメン、また、グズマン、フェロン、バリエンテ、トラショラス、ノリートも出場
レアル・マドリードレジェンズ: カシージャス、ロベルト・カルロス、カンポ、カンナバロ、ブラボ、サンス、ミジャ、バプティスタ、マクマナマン、カランブー、サビオがスタメン また、テバル、コンゴ、アマビスカ、コントレラス、アグス、ムニティス、バルボアも出場
ゴール: サビオラ 1-0 (31分); バルボア 1-1 (78分); 2-1フェルナンド・サンス (オウンゴール) (90+3).
主審: 家本政明
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