第4回APAC カップ、バルサとサッカーの偉大な祭典

過去にない大盛況に終わった大会だったが、雨により、奈良での雄大な雰囲気を楽しむことが妨げられた。開会式の祭りの間、主役は雨となり、予定していた時間やイベントがものによっては変更を余儀なくされたものの、全試合が予定通り行われ、素晴らしいサッカーイベントとなった。

今回の大会は、38チームが参加し、参加者は二つのカテゴリー、U10とU12で、400人を超えた。日本から６校のアカデミー（奈良、葛飾、広島、愛知、福岡、横浜）が参加したほか、バルセロナから、バルサ・エスコラ（バルサアカデミー）、マニラバルサアカデミー、 ジャラル・アバドアカデミーが参加したほか、オーストラリア、イタリア、台湾のバルサキャンプも加わった。また、新たな試みとして、今大会の第4回 APAC カップには、奈良クラブも参加した。

バルサアカデミー奈良校とイタリアがチャンピオン

U12カテゴリーにおいて、バルサアカデミー奈良校は、1年前にイタリアのバルサキャンプを前に魅力的かつ流れるようなプレーで、堂々と4-0で勝利を獲得したタイトルを再び、手に入れた。準決勝では、バルセロナのバルサアカデミーを  2-1のスコアで破った。 

一方、 U10カテゴリーにおいては、バルサアカデミー葛飾校を、イタリアのバルサキャンプが1-1で引き分けた後、行われたPK戦で勝ち切った。その前の試合では、バルセロナのバルサアカデミーを  2-1で破っていた。

文化と自然

試合のみならず、大会は、参加者とその家族に唯一の文化的体験をも提供した。日本で最も興味深い町の一つ、伝統的な日本の形式美を保つ京都への訪問が企画された。また、奈良自然公園を散策し、神の使いである鹿に餌を与えるといった体験も選手たちは楽しんだ。

もう一つ、APACカップが準備したイベントに、「フレンドシップディナー」と名付けられた夕食会があった。これは、異なった文化の選手の間で文化交流を行うことを目的としており、それぞれの選手がちょっとしたプレゼントを持ち寄り、互いに交換し、言語を介することなく、楽しめる貴重な瞬間を生み出すことになった。

最後に開会式では、選手も参加した忍者ショーを含む日本の祭りが披露され、その後に続けて、サッカースタジアムにて、日本の典型的な食べものを食べられるフードトラックでの食事を楽しんだ。日本の祭りは、典型的な美食や音楽、踊りなどと共に季節の行事や文化的、精神的な行事を祝うものであり、多くの場合、寺院や神社と関連している。