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レアル・マドリード - FCバルセロナ(0-4): VIVA LA VIDA(人生万歳)

ハンジ・フリックの初クラシコは、レバンドフスキのダブルゴールにラミン・ヤマル、ハフィーニャのゴールで、バルサのリサイタルに終わった

サンティアゴ・ベルナベウで行われたリーガ11節、エル・クラシコは、レバンドフスキ(2)、ラミン・ヤマル、ハフィーニャのゴールで、バルサが歴史的勝利を飾った。これで、バルサは2位のレアル・マドリードとの勝ち点差を6に伸ばした。

チャンピオンズリーグでのバイエルン戦に続き、再び、歴史をひっくり返す時だ。ハンジ・フリック時代になってから、最初の公式戦のエル・クラシコに、バルサの監督は、数日前のバイエルン・ミュンヘン戦と同じスタメン、イニャキ・ペニャ、バルデ、イニゴ、クバルシ、クンデ、カサド、ペドリ、フェルミン、ラミン・ヤマル、ハフィーニャ、レバンドフスキのイレブンをピッチに送った。

スコアレスドローの前半

前半2分には、ベンゼマがイニャキ・ペニャのゴールマウスにシュート。オフサイドポジションからのシュートであり、枠を捉えることはなかったが、エル・クラシコのテンションは、立ち上がりから最高潮だった。両者ともディフェンスラインを高くあげ、対戦相手のゴールマウスを狙い合う、期待通りの展開で試合はスタートした。前半14分にも、再び、エムバペのアシストからベリンガムが放ったシュートをイニャキ・ペニャがクリア。これまたオフサイドだったものの、この試合で負ければ勝ち点が6点差に広がるホームチームが、サポーターの前で結果を出したいのは明らかだった。

ハンジ・フリックのチームは、サンティアゴ・ベルナベウを恐れることなく、果敢に攻めた。前半30分には、エムバペが先制点をマークし、ホームチームが僅差勝利を手にしたように思われたが、再び、オフサイドであることがVARにより判定され、再び、スコアは0-0に戻った。前半のみでバルサは8回ものオフサイドトラップをマドリードに仕掛け、一方のバルサはラミン・ヤマル、レバンドフスキ、ペドリ、イニゴ・マルティネスなどが、11回に渡り、攻撃をかけたが、両者ともネットを揺らすことができず、ハーフタイムを迎えた。

 

後半、ハンジ・フリックは、フェルミンに変えて、フレンキー・デ・ヨングを投入して試合をスタートした。クンデのセンタリングにレバンドフスキが届かず、ラミン・ヤマルもスピードに欠け、シュート体勢が取れない一方で、後半4分、再び、エムバペがゴールを攻めるも、クバルシがクリア。しかし、ここからが本番だった。

 

レバンドフスキのダブルゴール

状況が大きく変わったのは、後半9分だった。マルク・カサドからの縦パスを受けたレバンドフスキのシュートが、一瞬の隙を突いて、ルニンのゴールを切り裂いた。さらにその3分後、後半11分にはバルデからのゴールを受けたベテランストライカーは、今回はヘディングシュートで、ルニンのゴールネットを揺らした。この3分間で、バルサは一気にスコアを0-2に変えた。

バルサが力を見せたのは、攻撃だけではない。イニャキ・ペニャは、二度、三度とエムバペを始めとするレアル・マドリードの攻撃を止め、クバルシ、イニゴ、クンデらの守備は、鉄壁であり、ホームチームの攻撃を通さなかった。後半20分に、マルク・カサドに入り、ダニ・オルモが入り、バルサは敵地のサンティアゴ・ベルナベウで、60%近くのポゼッション率、84%のパスの成功率をキープした。

ゴールフェスティバル

試合はこれで終わる様相を見せなかった。だが、これはエル・クラシコだ。あらゆることが起こりうる。そして、再び、記録が生まれた。後半32分、17歳のラミン・ヤマルがエル・クラシコでの初ゴールを決めたのだ。スコアを0-3にしたバルサだが、今季、絶好調のハフィーニャがフェスティバルに参加した。後半39分、ハフィーニャが放ったループシュートが、サンティアゴ・ベルナベウをスタンドに静寂をもたらした。満月のごとく、バルセロニズムにとっては大団円の結果が生まれた。Coldplayが歌ったように。Viva la vida! 人生万歳!サッカー万歳!バルサ万歳!

 

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