ホーム

バルサ - セビージャ: マニータのリサイタル(5-1)

ガビの復帰が話題となったこの試合で、バルサはレバンドフスキ、パブロ・トーレのダブルゴールとペドリのゴールで、セビージャを前にホームで快勝した

リーガがリュイス・カンパニスオリンピックスタジアムに戻ってきた。ホームで行われたリーガ10節、FCバルセロナーセビージャ戦は、前半にレバンドフスキが決めた2得点とペドリの1点、後半にパブロ・トーレが決めた2得点で、5-1とマニータで快勝した。

今回の試合で、負傷していた5人もの選手―ガビ、フェルミン、ラミン・ヤマル、ダニ・オルモ、コチェンーを一気に取り戻す朗報を手にしたハンジ・フリック監督は、セビージャ戦に、イニャキ・ペニャ、バルデ、イニゴ・マルティネス、クバルシ、クンデ、カサド、ペドリ、ハフィーニャ、ラミン・ヤマル、アンス・ファティ、レバンドフスキのイレブンで臨んだ。

当初のスタメンにはエリック・ガルシアが入っていたが、ウォーミングアップ中に右足内転筋に異和感を感じ、代わりにアンス・ファティが入った。

試合の最初から、ラミン・ヤマルがライバルのエリアに攻め込み、オリンピックスタジアムの温度をあげた。バルデは右サイドから攻め上がり、ハフィーニャのセンタリングを受けたアンス・ファティがシュートを放ち、ハンジ・フリックの率いるチームの立ち上がりは、期待感に膨らむ試合の予感を感じさせるものとなった。一方、元バルサの選手、監督を務めたガルシア・ピミエンタのセビージャは、前半の最初にルケバキオがシュートチャンスを作り出したものの、イニャキ・ペニャのゴールネットが揺らされることはなかった。

得点王の活躍 

待望の先制点は、前半23分にやってきた。エリア内のハフィーニャにペケの犯したファウルにより、主審はPK判定を下した。現在、得点王で自信に溢れているレバンドフスキがボールを手にし、冷静に沈めて、先制点をマークした。

その数分後、前半28分にペドリがスコアを2-0に伸ばした。ラミン・ヤマルが前線までボールを持っていき、あげたセンタリングを、この日、バルサでの100試合目を迎えたクンデがわずかに触った。そのボールをペドリが右足を振り切り、シュート。その強烈なシュートがネットに突き刺さった。

更に前半39分、勢いの止まらないレバンドフスキが追加点をマーク。レバンドフスキは、リーガ10節にて12ゴールを決め、メッシが2019/20年に決めて以来の快挙となる数字に並んだ。

ガビのカムバック

前半を3-0で折り返し、後半20分に次戦を見据え、レバンドフスキとハフィーニャがベンチに退き、交代して、ビクトルとフェルミンがピッチに立った。後半18分、今年最高の入りとなったスタンドの47848人から大きな拍手が起きた。ガビがアップするためにピッチに現れたのだった。

後半30分には、パブロ・トーレ、 ジェラルド・マルティンが、 ラミン・ヤマルとアンス・ファティに代わって入った。そして後半36分、パブロ・トーレが追加点をマーク。その2分後の後半38分に、待望の瞬間が訪れた。 実に336日ぶりとなるガビの登場に、スタンドは、ガビ!ガビ!と大きな声援で答えた。ガビは、ペドリに代わってピッチに立ち、キャプテンマークを腕に巻いて、カムバックを果たした。

そしてマニータ

後半41分にセビージャが1点を返したものの、バルサの"6" 番が戻ってきたことで沸いているスタンドには、大きな影響は与えなかった。それどころか、更に後半43分に、パブロ・トーレがダブルゴールを決め、スコアを4-1に伸ばし、それもフリーキックからの豪快なシュートに誰もが喜びを隠せなかった。レバンドフスキは、更に得点王としてゴール数を伸ばし、パブロ・トーレは15分間でダブルゴールを決め、ガビがピッチに戻ってきた。再び、手に入れた勝ち点3。バルサファンにとって、これ以上はないという最高の夜になった。

 
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