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バルサ - ヤングボーイズ:スイス時計のごとく(5-0)

レバンドフスキのダブルゴール、ハフィーニャ、イニゴ・マルティネス、そしてカマラのオウンゴールでバルサは今季、この大会最初の勝ち点3をリュイス・カンパニスモンジュイックスタジアムで手に入れた

リュイス・カンパニスオリンピックスタジアムで行われた今季初めてのチャンピオンズリーグの夜、フェーズリーグ第2節、FCバルセロナ対ヤングボーイズの試合は、バルサが堂々と試合を制し、第1節にモナコで負けを喫した後、大会最初の勝ち点3を手にした。前半にレバンドフスキ、ハフィーニャ、イニゴ・マルティネスが、後半にレバンドフスキがこの日、2得点目を決め、更にカマラのオウンゴールがあり、試合を見にきた45.097 人の観客は、バルサのゴールネットが揺れる様子を5回に渡って楽しむことになった。

前日記者会見で、ハンジ・フリックが「試合に勝つ自信はある」と明言したホームでのチャンピオンズリーグデビュー戦に、ドイツ人監督はイニャキ・ペニャ、クンデ、クバルシ、イニゴ、バルデ、マルク・カサド、ペドリ、ハフィーニャ、フェラン、ラミン、レバンドフスキのイレブンをスタメンとしてピッチに送った。

レバンドフスキの先制点

試合は早い時間にホームチーム有利に傾いた。リーガの最多得点王のバルサの9番が、チャンピオンズリーグでの舞台でもそのゴール嗅覚を発揮した。ラミン・ヤマル、ハフィーニャの連携プレーを受けて、前半8分、レバンドフスキがこの試合で最初の先制点をマークした。

その後、前半30分まで、スコアは1-0のまま、動かなかった。バルサは追加点を求め、積極的にゴールを攻め、一方で、ヤングボーイズは守備的な布陣でカウンターを狙ってきた。しかし、なかなか、チャンスは訪れず、ヤングボーイズがイニャキ・ペニャの守るゴールマウスにようやくシュートを放ったのは、前半30分だった。同点にできる絶好のチャンスだったが、エブリマ・コリーが放ったそのシュートは大きく枠を外れた。

3分間で2得点

その直後、待望のバルサの追加点が訪れた。スピーディにコーナーキックを放ったラミンのパスを受けたペドリがシュートも、ライバルのディフェンスに弾かれた。しかし、そのクリアゴールの先にはハフィーニャがいた。前半34分、バルサのキャプテンがスコアを2-0に伸ばした。

その3分後、前半37分にはペドリのセンタリングを受けて、イニゴ・マルティネスが放ったヘディングシュートが、マーヴィンのゴールに突き刺さった。イニゴは、バルサの選手になってから初ゴールを今季のチャンピオンズリーグのホームデビュー戦で決めることになった。

レバンドフスキのダブルゴール

後半も試合の流れは変わらなかった。後半5分、ハフィーニャのコーナーキックに応えようとイニゴ・マルティネスが飛び込み、そのプレーを受けたレバンドフスキが、ヘディングでシュートを押し込み、早々に4点目をマーク。レバンドフスキはチャンピオンズリーグでもダブルゴールをマークした。

チームは、まさにスイス時計のごとく正確さ極まるマシンのように、ひたすら、ボールを触り、回し、常に 73-74%のポゼッションを手にし、数多くのチャンスを生み出し、危険なシュートを放ち続けた。

後半18分、ハンジ・フリックは最初の交代を行い、ペドリとクバルシに変えて、アンス・ファティとエクトル・フォルトをピッチに送った。アンス・ファティの登場にスタジアムからは拍手が湧いた。アンス・ファティは、中盤に近いポジションを占めた。後半23分には、モンテイロのシュートがイニャキ・ペニャのゴールのポストに弾けた。

フレンキー・デ・ヨングの復帰

後半30分、フレンキー・デ・ヨングがピッチに戻ってきた。ラミン・ヤマルに代わり、入ったフレンキー・デ・ヨングは、レバンドフスキに代わったパウ・ビクトルと共に、リュイス・カンパニスモンジュイックスタジアムのピッチの上に立った。アップの時からデ・ヨングに拍手を送っていたサポーターは、ピッチに入った瞬間にはさらに割れるような拍手を送った。

オウンゴール

バルサ優勢の状況は続いていたが、それにとどめを刺したのは、後半35分、バルデのセンタリングパスを避けようとしたカマラが、自らオウンゴールを招いた。スコア差は、5-0と広がった。後半39分、フリックは、イニゴ・マルティネスに変えてアンドレス・クエンカを投入した。また、後半46分には、モンテイロがヤングボーイズに1点を返したが、VAR判定により、オフサイドと判断され、ゴールは取り消された。

ゴールアベレージも大切になるこの大会で、バルサは大きなメリットとなるスコアを手に入れ、今季、チャンピオンズリーグにおける初勝利を手にした。

 

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