オサスナ - FC バルセロナ: 連勝ストップ(4-2)
バルサの開幕からの連勝記録は、エル・サダルで散った。これまで7戦7勝を手にしてきたバルサだが、リーガ8節、エル・サダルで行われたオサスナーバルサ戦は前半に2-0とリードされ、一度は2-1と点差を縮めたものの、その後、4-1まで点差を広げられ、ラミン・ヤマルがスコアを4-2に変えたものの、逆転に持ち込むことはできず、今季初黒星を喫した。
ローテーション
今季、エル・サダルでの無敗記録を誇っているオサスナを前にハンジ・フリックは、前日記者会見で予告していた通り、イレブンのローテーションを行なった。リーガ8節アウェー戦に、バルサは、イニャキ・ペニャ、クンデ、クバルシ、セルジ・ドミンゲス、ジェラルド・マルティン、エリック・ガルシア、ペドリ、パブロ・トーレ、パウ・ビクトル、フェラン・トーレス、レバンドフスキのスタメンで臨んだ。
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今季、第3ユニフォームを初めて身につけてピッチに飛び出したバルサは、ディフェンスラインを高くあげ、オサスナのディフェンスを崩すべくスタートを切ったが、先制点を決めたのは、ホームチームの方だった。
オサスナの先制攻撃
前半18分、ブライアンが左から放ったセンタリングに完璧なタイミングでブディミルが合わせて、ゴールの真正面からイニャキの守るゴールマウスに突き刺した。バルサは、熱狂的なサポーターで溢れるアウェー感満載のエル・サダルで、早々に僅差リードを追うことを余儀なくされた。
更に前半28分に、個人プレーからブライアンが追加点をマーク。バルサは、前半30分を迎える前に、今季、まだリーガで経験していない2失点を喫する厳しい展開となった。バルサは、ポゼッションでは優っていたものの、前半を通してシュートを打つことができず、前半43分になって、ようやくエリック・ガルシアがエレラの守るゴールにシュートを放った。アディショナルタイムにクンデが放ったヘディングも、枠をとらえず、バルサは2-0のリードを許し、ハーフタイムを迎えた。
リアクションも逆転に及ばず
逆転に残された時間は、45分。同じ顔ぶれで試合はスタートしたものの、ハフィーニャ、ラミン・ヤマルがアップし、出番を待っていた。後半6分、8分と続けて、レバンドフスキがゴールチャンスを手にしたものの、逆転に向けてゴールを決めたのは、パウ・ビクトルだった。後半8分、パウ・ビクトルがトップチームでの初ゴールを決め、逆転の可能性を目指す1点を返した。
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後半14分、そのパウ・ビクトルとパブロ・トーレに代わり、ラミン・ヤマルとハフィーニャがピッチに入った。ホームチームも、容易に勝ち点3を渡すつもりはなく、後半もテンションの高い試合が続いた。後半20分にフェラン・トーレスがゴールチャンスを手にするも、セルジ・エレラがクリア。状況を変えるべく、後半24分には、レバンドフスキ、ジェラルド・マルティンに変えて、バルデ、マルク・カサドがピッチに入った。
だが、エル・サダルで、バルサに追い風は吹かなかった。後半26分、セルジ・ドミンゲスのプディミルへのファウルを受けて、PKの笛が吹かれた。プディミルのシュートの方向をイニャキ・ペニャは読んだものの、その勢いを止めることはできなかった。ゴールネットが揺れ、スコアは3-1に変わった。更に後半40分、ブラトネスがエリア外から放ったシュートが、バルサのゴールに突き刺さった。それでも最後まで諦めないラミン・ヤマルが、後半43分に、バルサに1点を返した。アディショナルタイム7分間が追加された。
しかし、悔やんでいる時間はない。火曜日には、舞台を変えて、再び、チャンピオンズリーグのヤングボーイズ戦が待ち受けている。
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