FC バルセロナ - バジャドリード:ゴールフェスティバルで単独首位
4試合全勝で、代表週へ。バルサは、完璧な試合を行い、リーガの休止を迎えることになった。代表戦による今季最初のラ・リーガ休止前のラストマッチ、リュイス・コンパニス・オリンピックスタジアムで行われたラ・リーガ4節のFCバルセロナーバジャドリード戦は、ハットトリックと2アシストで貢献したハフィーニャをはじめとするゴールフェスティバルで7-0の勝利に終わった。
この試合に向けて、ハンジ・フリック監督は、テア・シュテーゲン、イニゴ・マルティネス、クバルシ、バルデ、クンデ、マルク・カサド、ダニ・オルモ、ペドリ、ハフィーニャ、ラミン・ヤマル、レバンドフスキのイレブンを送った。
期待感溢れるスタート
最初のゴールチャンスは、前半4分に早々と訪れた。オルモとペドリのコンビネーションから始まったプレーにより、オルモがシュートするもポストに弾け、そのパスを出したレバンドフスキとオルモは、顔を見合わせて苦笑い。さらに前半10分には、ハフィーニャとの連携から、ダニ・オルモが今度はゴールを決めるも、オフサイドにより取り消し。14分にはレバンドフスキがシュートを放ち、バルサは、ゴールネットを揺らせずも、期待感を感じさせるスタートを切った
ブラジルのサンバに乗って5分間に2得点
バルサの先制点は、前半20分にやってきた。クバルシが送ったセンタリングを受けたハフィーニャが、自らコントロールし、更にゴールマウスに突き刺し、先制点をマーク。その4分後には、ラミン・ヤマルが放ったロングパスをレバンドフスキがオフサイドラインぎりぎりのラインで受けて、左からカール・ハインの守るゴールマウスに突き刺した。レバンドフスキは、このゴールで4試合4得点目をマークし、前半30分にはバルサは、スコアを2-0に変えていた。
しかし、前半はまだ終わっていなかった。前半のアディショナルタイムにコーナーキックからのセンタリングのこぼれ球を受けて、倒れ込みながらもゴールマウスにシュートを突き刺し、バルサは、クンデの今季初ゴールと共に3-0で前半を折り返すことになった。
後半も同じ顔ぶれで試合をスタートしたが、既に試合を大きくリードしていたバルサは、後半16分にマルク・カサド、ペドリ、クバルシをベンチに引き上げ、フェルミン、負傷から帰ってきたエリック、セルジ・ドミンゲスをピッチに送った。セルジ・ドミンゲスにとっては、トップチームデビューとなった。
ゴールフェスティバルで単独首位
しかし、波に乗ったバルサの勢いは止まらなかった。後半20分、センターラインでボールを取り返したラミン・ヤマルが、前線まで持っていき、絶妙のラストパスを配給すると、それを受けたハフィーニャがゴールを決めて、スコアを4-0に伸ばした。さらにその5分後、再び、ハフィーニャがゴールネットを揺らし、ハットトリックを達成。ハフィーニャにとって、バルサで、そしてキャリアにおいて、初めてのハットトリックとなった。
後半27分、レバンドフスキに代わり、フェラン・トーレスがピッチに立った。それから10分後、後半37分は、ダニ・オルモの時間だった。ボールを受けたダニ・オルモは、エリア内のディフェンダーを次々と交わし、ボールを完璧にコントロールして、ゴールをマーク。この日、試合の最初から何度となくチャンスを手にしながら、ようやく成果が報われた形になった。スコアは6-0になったが、まだ、続きが残っていた。後半27分から入ったフェラン・トーレスが後半39分に7点目を決めて、ゴールフェスティバルに参戦したのだ。
これ以上、望むことは何もなかった。バルサは、ホームで7-0とゴールフェスティバルでラ・リーガの休止前に大勝し、この日、スタジアムに訪れた44359人は、ハンジ・フリックの名前をスタンドでコールしながら、バルサのゴールラッシュに酔いしれた。バルサは4試合4勝でリーガの休止を迎えた。
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