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ラヨ・バジェカーノ - バルサ:3連勝で単独首位

ハンジ・フリックの率いるバルサは、バジェカススタジアムで勝利を手にし、リーガの順位表で単独首位に躍り出た

リーガ3節、バジェカス・スタジアムで行われたラヨ・バジェカーノーFCバルセロナ戦は、前半、ホームチームに先制されたものの、後半ペドリのゴールで同点に追いつき、この試合でデビューしたダニ・オルモが追加点をマークし、バルサに勝利をもたらした。バルサは、この3連勝で、リーガの単独首位に躍り出た。

週末に試合が行われたばかりで、すぐに迎えた週中のアウェー戦、マドリードに遠征してのラヨバジェカーノ戦は、果たしてローテーションが行われるかどうかが、一つの注目点となっていたが、ハンジ・フリックは、バルデの代わりにジェラルド・マルティンを投入した以外は、これまでの2試合を連勝してきた顔ぶれを変えずにスタートした。

ラヨの先制点

この試合に勝てば、単独首位の座を手にできるポジションを得ていたバルサだが、試合はホームチームに有利な形でスタート。前半10分にウナイ・ロペスがテア・シュテーゲンの守るゴールマウスにシュートを突き刺し、ラヨに先制点をもたらした。

前半30分が過ぎるも、ホームチームの僅差リードを追う形で試合は続いた。前半36分にはラミンのシュートが枠を捉えるも、スコアは変わらなかった。バルサは、1-0でハーフタイムを迎えた。

ダニ・オルモのデビュー

後半、フェラン・トーレスに代わって、リーガの登録が行われたダニ・オルモがピッチに立った。逆転を目指すハンジ・フリックのチームは、明らかな攻めの姿勢を後半の頭から崩さず、後半5分には、左サイドのハフィーニャが絶好のセンタリングをレバンドフスキに送るも、わずかに届かず、シュートを押し込むことはできなかった。続いて後半8分に、ハフィーニャがフリーキックを放ち、後半12分にはダニ・オルモのシュートがポストに弾けるも、ゴールネットを揺らすことはできなかった。とはいえ、ダニ・オルモが入ったことにより、ハフィーニャはより自由に動けるようになり、バルサの攻撃は明らかに勢いづき、流れは良い方向に変わった。

ペドリの同点弾

バルサの攻撃が報われたのは、後半15分だった。左サイドからハフィーニャが送ったセンタリングを受けたペドリが、右足でコントロールすると、左足を振り抜いた。そのシュートはカルデナスの守るネットに突き刺さり、スコアは1-1となった。

レバンドフスキの幻のゴール

その5分後、レバンドフスキが追加点をマークするも、その喜びは続かなかった。レバンドフスキのゴール前に、クンデがファウルを犯したとのVAR判定により、レバンドフスキの今季4得点目は取り消されることになった。スコアは再び、1-1に戻った。残された規定時間終了まで後、10分と迫っていた。

ダニ・オルモの夜

スコアの均衡が破れたのは、後半37分だった。ラミン・ヤマルがエリアに右サイドから送ったボールを受け取ったダニ・オルモは、すかさず、左足でファーにシュートを突き刺した。オルモは、10年ぶりに再デビューした試合で、勝ち点3に繋がる追加点をマークし、バルサへの強い想いをピッチで証明してみせた。

後半45分になる前に、ペドリがシスからファウルを受けたこともあり、45分にペドリはベンチに退き、フェルミンがピッチに入った。アディショナルタイムに、10分が追加された。アディショナルタイム6分には、ラミン・ヤマルに代わって、パウ・ビクトルが入った。ラヨバジェカーノは、ホームでの勝ち点を目指し、テア・シュテーゲンのゴールを攻め続けたが、勝利の女神はバルサを見捨てることはなかった。バルサは、バジェカススタジアムで勝ち点3を手にし、リーガの順位表で単独首位に立った。

 

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