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マッチレポート:バルサーミラン(2-2, 3-4)

0-2でリードされた試合をレバンドフスキのダブルゴールで同点に追いついたものの、PK戦(3-4)でACミランが勝利を収めた

バルティモアのM&Tバンクスタジアムで行われたUSツアー3戦目、ツアーのラストマッチとなるFCバルセロナ対ACミランの試合は、ミランに0-2とリードされたものの、レバンドフスキのダブルゴールで同点においつき、ドローに終わった。その結果、PK戦に進み、勝利はACミランの手に渡り(3-4)、バルサはアメリカツアーの最終戦を終えることになった。

ツアー最後の試合となるACミランとの対戦に、ハンジ・フリックは、テア・シュテーゲン、アレックス・バジェ、セルジ・ドミンゲス、ラングレ、ジェラルド・マルティン、マルク・カサド、クリステンセン、ギュンドアン、パウ・ビクトル、ハフィーニャ、レバンドフスキのスタメンで臨んだ。この試合では、パウ・ビクトルを右に、ハフィーニャを左に配置した他、クリステンセンを中盤に置くなど、フリックの新たな試みが見られた。

ミランの先制

最初に試合のコントロールを握ったのは、ACミランだった。前半10分にプリシッチのアシストを受けたヨビッチが先制点をマーク。その6分後には、プリシッチが左サイドからシュートを突き刺し、スコアを0-2へと伸ばした。その直後には、ハフィーニャがクロスシュートを放つも、トリアーニがクリア。そのクリアボールをすかさず、レバンドフスキがオーバーヘッドで押し込もうとするも、ゴールマウスを揺らすことはできなかった。

レバンドフスキの初ゴール

前半22分、ハフィーニャのセンタリングを受けたレバンドフスキが、今回は外すことなくボールをネットの奥に突き刺した。このゴールで、バルサは、スコアを1-2と詰めた。このミラン戦でのゴールが、レバンドフスキにとっては、プレシーズン初ゴールとなった。

前半のアディショナルタイムにパウ・ビクトルがゴールを決めるも、本人のオフサイドにより、得点にならなかった。バルサは、前半を1-2で折り返した。

後半から、ハンジ・フリックは、1日からプレシーズンに参加し、まだ試合に出場していなかったジュール・クンデをデビューさせ、マルク・ベルナル、キム・ジュニェントをピッチに送った。代わりにバジェ、クリステンセン、ギュンドアンがベンチに退いた。

後半に訪れた同点弾

後半13分 パウ・ビクトルが右から正確なセンタリングに合わせて、バルサの9番が再び、ゴールネットを揺らした。

後半15分、フリック監督は、テア・シュテーゲンとクリステンセンに変えて、イニャキ・ペニャとイニゴ・マルティネスを投入した。更に後半32分には、ハフィーニャ、レバンドフスキ、セルジ・ドミンゲス、ジェラルド・マルティン、マルク・カサドに変えて、ビトル・ロケ、ギジェ・フェルナンデス、オルメド、ミカ・ファイエ、アンドレス・クエンカをピッチに送り、パウ・ビクトルを残し、全ポジションの顔ぶれを変えた。スコアは2-2から動かず、後半41分には残っていたパウ・ビクトルもベンチに引き、トニ・フェルナンデスが入った。

PK戦は、ACミランの手に

アディショナルタイム4分間が終わっても、スコアは2-2でドローのままだったため、試合は、PK戦で決められることになった。マルク・ベルナル、トニ・フェルナンデス、ビトル・ロケがゴールを決め、クンデとキム・ジュニェン、ミカ・ファイェのシュートはネットを揺らすことができなかった。イタリア勢がイニャキ・ペニャを前にミスしたシュートは、バルサのそれより一つ少なく、バルサはPK戦で勝利をACミランに譲り、アメリカツアーの最終戦を終えた。

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