セビージャ - バルサ: 有終の美
2023-24年最後のリーグ戦、セビージャFC対FCバルセロナの試合は、レバンドフスキとフェルミンのゴールで、バルサが1-2で試合を収めた。チャビ・エルナンデスが手綱をとったリーガの最終節で、バルサは勝ち点3をサンチェス・ピチュアンで手にし、有終の美を飾った。
リーガの最終節、そして同時にチャビ・エルナンデスがバルサを率いる最後の試合だった。このラストマッチにチャビ・エルナンデスは、テア・シュテーゲン、ジョアン・カンセロ、イニゴ・マルティネス、クリステンセン、クバルシ、クンデ、ギュンドアン、ペドリ、フェルミン、ラミネ・ヤマル、レバンドフスキのイレブンをピッチに送った。試合が始まった直後にペドリが取り戻したボールを受けたラミネ・ヤマルが先制点のチャンスを掴むもクリア。再び、ボールが転がり始めた。
インテンシティの高い前半
バルサは幸先の良いスタートを切った。高いインテンシティで試合に臨み、高い位置からプレスをかけた。先制点は、バルサの9番から生まれた。カンセロが放ったセンタリングパスに応えて、レバンドフスキがニーランの守るゴールマウスに突き刺し、前半15分、スコアを0-1に変えた。
一方、ホームチームもサポーターの前で勝利を収めるべく戦い、前半23分にはルケバキオがバルサのゴール枠を捉えたものの、テア・シュテーゲンが守り切り、失点を許さなかった。
しかし、前半31分、アン=ネシリがバルサのゴールネットを揺らし、同点に持ち込んだ。前半35分には、フェルミンのアシストを受けたレバンドフスキがシュートを狙い、そのクリアボールをペドリがシュートし、押し込もうとしたが、ニーランがクリア。更に前半37分にはペドリのシュートがポストに弾けた。ハーフタイム間際に、セビージャも追加点を決めるチャンスを得たが、アディショナルタイム3分間を終え、両者ドローのまま、前半を終えた。
フェルミンの追加点
ドローで迎えた後半、チャビはこの日、最初の交代を行い、クリステンセンに変えてオリオル・ロメウをピッチに送った。後半15分、この日、前半から積極的に攻撃に絡み、チャンスクリエイトをしていたフェルミンが追加点を決めた。ゴールを決めたフェルミンは、ベンチに走り、トップチームで信頼をおいてチャンスを与え続けたチャビ監督と共にこのゴールを祝った。
後半17分に、チャビはレバンドフスキとラミン・ヤマルに変えて、ジョアン・フェリックスとフェラン・トーレスをピッチへ投入した。後半27分には、ペドロサがシュートを放つも、テア・シュテーゲンが宙に舞い、同点ゴールを退けた。後半30分、後半に追加点を決めたフェルミンがベンチに退き、ビトル・ロケが入った。
スコアが1-2のまま、アディショナルタイム5分が与えられた。95分にセビージャにフリーキックが与えられたが、セルヒオ・ラモスが蹴ったそのシュートはテア・シュテーゲンのゴールマウスを超えた。
リーガの最終節26節にセビージャでの勝ち点3を手に、チャビの時代は幕を閉じることになった。来季は新プロジェクトと共に新たな挑戦が始まることになる。
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