ジローナ - FC バルセロナ: モンティビリでの黒星(4-2)
モンティビリスタジアムで行われたリーガのカタルーニャダービーは、バルサがクリステンセン、レバンドフスキーのゴールでリードし、ハーフタイムを迎えたものの、後半、パスミスから追いつかれ、逆転を許す結果となり、2位の座を明け渡すことになった。
ハイボルテージのスタート
リーガ2位の座、ひいては、スペインスーパー杯の出場権のかかったこの試合に向けて、チャビ・エルナンデスは、テア・シュテーゲン、カンセロ、アラウホ、クバルシ、クリステンセン、クンデ、セルジ・ロベルト、ギュンドアン、フェルミン、ラミン・ヤマル、レバンドフスキのイレブンを送り出した。
数週間前から、チケットが売り切れ、満員で迎えたカタルーニャダービーのスタジアムが、最初に揺れたのは、前半4分だった。ラミン・ヤマルがゴール前でコントロールしたボールを受けたクリステンセンが、クロスシュートを突き刺し、先制点をマーク。その1分後にはドフビクが同点弾を決めて、スコアは1-1となり、スタートからボルテージの高い接戦となった。前半12分には、セルジ・ロベルトのシュートがわずかに、ゴール枠を外れ、また、16分にはクリステンセンが再び、シュートも、わずかにゴールラインを割らず、ガッサニーガがホームチームの失点を防いだ。逆に、前半28分には、サビオのスコアリングチャンスを得るも、テア・シュテーゲンのセーブが光り、失点を許さなかった。前半33分には、ギュンドアンのシュートがポストに弾け、絶え間なく両者の攻撃が続いた。
レバンドフスキの追加点
1-1のドローでハーフタイムを迎えることになると思われたが、前半45分、果敢にジローナのゴールマウスを攻め入ったラミン・ヤマルに対してあったファウルに、VARが作動した。エリアのライン上で行われたそのファウルは、PKを判定され、レバンドフスキが冷静に沈めて、スコアを1-2に変えた。バルサは、僅差リードで後半をスタートした。
10分の悲劇
ミチェルは、状況を帰るべく、ジローナがポルトゥを投入してから、流れが大きく変わった。セルジ・ロベルトがテア・シュテーゲンに送ったボールがポルトゥの手に渡り、後半19分、ピッチに入るやいなや同点弾が生まれた。その2分後にミゲルがゴールを決め、スコアは3-2とジローナ有利に変わった。後半25分に状況を変えるべく、チャビはフェルミン、クリステンセンに変えて、ペドリ、ハフィーニャを投入したが、後半29分、ポルトゥがエリア外から今節のベストゴールに選ばれるであろう、スーパーボレーを突き刺し、スコアを4-2に変えた。チャビは、後半34分にレバンドフスキとセルジ・ロベルトに変えて、フェラン・トーレス、オリオル・ロメウをピッチに送った。試合が終わるまでの規定時間は、残り10分と迫っており、時間は非情に過ぎていった。後半19分から後半29分までの10分間がバルサに悲劇をもたらした。
アディショナルタイムに、点差がさらに開く可能性があったが、クンデとテア・シュテーゲンが、それぞれ、更なるジローナからの得点を防いだ。バルサはカタルーニャダービーに敗れ、2位の座をジローナに明け渡すことになった。
しかし、ステージは続く。次戦には、リュイス・コンパニススタジアムで、月曜日21時から、レアル・ソシエダをホームで迎えることになる。
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