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バルサ - バレンシア: 執念の逆転勝利 (4-2)

バルサはフェルミンの先制点とレバンドフスキのハットトリックで、前半の厳しい状況を乗り越え、執念で逆転勝利を手にし、ホームで勝ち点3をもぎ取った

リュイス・コンパニスオリンピックスタジアムでのFCバルセロナにとって、重要な勝利だった。チャビ・エルナンデスのチームは、リーガ33節にバレンシアをホームで下し、2位の座を確保し、次戦のジローナ戦に迎えることになった。先制点を決めた後、バラハの率いるチームが早々に同点にする厳しい展開となったが、レバンドフスキがハットトリックを決め、試合を救う主役となった。

激しい展開の前半

リーガで、ジローナと争っている2位のポジションを確保し、来季のスペインスーパー杯出場を手にするためにも、勝たなければならないバレンシアとの対戦に、チャビ・エルナンデスは、テア・シュテーゲン、ジョアン・カンセロ、クンデ、アラウホ、クリステンセン、クバルシ、ギュンドアン、フェルミン、ハフィーニャ、ラミネ・ヤマル、レバンドフスキのイレブンをピッチに送った。また、テア・シュテーゲンは、この試合で、FCバルセロナ史上、外国人選手として最多出場ランキング2位となった。

この日、先発出場し、右サイドのラミネ・ヤマルと連携し、試合の最初から積極的に攻撃に絡んでいたフェルミンが、 バルサに先制点をもたらすことになった。ハフィーニャのアシストを受けたフェルミンは、ヘディングシュートをママルダシュヴィリの届かないコーナーに、突き刺した。この試合で、バルサ史上に残る記録―外国人選手としてのクラブ史上最多出場ランキング2位ー達成したテア・シュテーゲンだったが、前半27分、大胆に前に出てコントロールしようとしたボールが、彼の手をすり抜け、バレンシアのウーゴ・ドゥーロに同点弾を許すことになった。更に前半38分に、アラウホがエリア内で犯したファウルにより、PKの笛がふかれ、それをぺぺルーが沈めて、バレンシアが追加点をマーク。スコアは、1-2となった

前半終了間際には、アラウホのシュートがポストに当たり、レバンドフスキもスコアリングチャンスを手にするも、試合はドローのまま、続いた。前半のアディショナルタイムに、ラミネ・ヤマルがエリア外から放とうとしたシュートを、ママルダシュヴィリがハンドで止めた。今回、ミスを犯したのは、対戦相手の方だった。VAR判定により、レッドカードを受けたママルダシュヴィリは48分に退場し、バレンシアは残りの時間を数的不利な状況で戦うことになった。ハフィーニャのシュートが、バレンシアゴールマウスを捉えるも、交代して入ったドメネチがクリアし、スコアは1-2から変わらず、ハーフタイムを迎えることになった。

救世主、レバンドフスキ

後半開始から、5分もたたずして、バルサが手にしたCKチャンスを生かし、そのパスをレバンドフスキがヘディングで押し込んだ。VARチェックも入ったものの、最終的にはゴールと判定され、バルサはスコアを2-2と同点に変えた。

そこからのバルサは、攻撃力を増していった。後半22分にハフィーニャに変わって、ジョアン・フェリックスが入った。再び、チャンスを手にしたのは、バルサの9番だった。再び、ヘディング、そしてCKから、決めたシュートは、スコアを3-2に変えた。だが、それで満足するロベルト・レバンドフスキではなかった。アディショナルタイムに、バルサに4点目を与え、自身のハットトリックを決めると、この日の救世主は、スコアを4-2に変えた。

そこから、もうスコアが変わることはなかった。バルサは、試合に勝ち、再び、勝ち点3を手に、次戦は、ジローナと対戦することになる。2位争いをするカタルーニャダービーが待ち構えている。

 

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