プレビュー | レアル・マドリード - FC バルセロナ:リヤドでのスーパーエルクラシコ
リヤドは伝統、未来、そしてスポーツのオアシスだ。クラシコは、サウジアラビアの首都のカルチャーの一部になりつつある。1月14日(日)、ダカール・ラリーの初日にもあたるこの日、首都は多くの渋滞が起きることだろう。そこで、FCバルセロナは、スペインスーパー杯のチャンピオンを目指し、アルーアウワルパークにて、レアル・マドリードと対戦し、タイトルの連覇を狙う。そこで新たなタイトルチャンピオンが決まり、新たなスーパークラシコが行われるのだ。
中東の黄金の明かりが、夜の星空を照らす。FCバルセロナとレアル・マドリードは、2024 年スペインスーパー杯のタイトルを手にするべく、アル・ナサルの芝の上に飛び出す(キックオフは現地時間20時)。バルサは、この素晴らしい決勝でレアル・マドリードを倒した後、昨季、チャンピオンとなった。その決勝が全てを変えた。よって、チャビの率いるチームは、あの喜びを再び、手にして、また新たなターニングポイントを生み出したいと望んでいる。それは、ここ数日、監督や選手たち、全員の口から出てきたメッセージだ。目標は明らかだ。スーパー杯の連覇、優勝杯を持ち上げることにある。
バルサとレアル・マドリードの優勝杯争いは、既に始まっている。この手の試合は常にサッカー界を止めてしまう。統計データや過去のデータ、比較なプレビューのお約束だが、ボールがアルーアウワルパークの上を転がった瞬間に、それら全ては無となる。aras...
クラシコ決勝データ
過去の決勝を振り返れば、FCバルセロナとレアル・マドリードは、16回決勝で戦ったことがある。その対戦結果の数字は、バルサ側に不利なものだ (10-6)。スペインスーパー杯は、中でも両者が戦った回数が最も多いのがスーパー杯であり、過去に8回、このタイトルを賭けて決勝で戦っており、そのうち、バルサが優勝杯を手にしたのは2回だ。 最初は 2011年、まだ、ホーム&アウェー式で戦っていた時だった。そして、2度目が昨季、サウジアラビアで最初のタイトルを持ち上げた時であり、レアル・マドリードを堂々と制して優勝を手にしたのだ (1-3)。
2024年初クラシコ
2023/24年シーズン、 FC バルセロナとレアル・マドリードは、既に2回、クラシコを戦っている。最初はプレシーズンにダラスで戦い、チャビ・エルナンデスが勝利を手にした。しかし、リュイス・コンパニスオリンピックスタジアムでのリーグ戦は、レアル・マドリードが勝利を勝ち取った。つまり、今季のクラシコの結果は、現在、引き分けているということだ。そして、今年、 2024年最初のエル・クラシコは、どちらかが勝利を得ることで、2キロ近い重さの銀でできた優勝杯を手にすることになる。
FC バルセロナは現チャンピオンとしてスーパー杯を迎える。また、現在、5試合無連敗だ。一方、カルロ・アンチェロティの率いるチームは、20試合連続の無敗記録を手にしている。2023年9月24日から、レアル・マドリードは負け知らずだ。 とはいえ、前日記者会見で、チャビはエル・クラシコの決勝に有利なチームはない、と断言している。全ては互角だ。また、両チームとも、数多くの負傷者を抱えている。今回負傷欠場となるのは、レアル・マドリードはクルトワ、ミリトン、アラバ、ルカス・バスケス、一方のバルサは、テア・シュテーゲン、マルコス・アロンソ、ガビ、ハフィーニャ、イニゴ・マルティネス、カンセロだ。
しかし、両者とも、決勝を戦うに十分な駒を揃えている。試合前の確率は半々とはいえ、リヤドでの決勝は、バルサカラーに再び、包まれる歓喜に溢れることを期待しよう。
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