アントワープ - バルサ: 黒星で終わった最終節

チャンピオンズリーグの最終節、レアルアントワープ対FCバルセロナ戦で、チャビの率いるチームは、勝利を手にすることができなかった。早い時間にアントワープに先制された後、フェラン・トーレスとマルク・ギウのゴールで2度、同点においつくも、アディショナルタイムに3点目を許し、試合を終えることになった。

既にラウンド進出は、決まっているものの、勝利で最終節を収めたいチャビ・エルナンデスの率いるチームは、イニャキ・ペニャ、バルデ、クリステンセン、クンデ、エクトル・フォント、セルジ・ロベルト、オリオル・ロメウ、フェルミン、ラミネ・ヤマル、フェラン、レバンドフスキのスタメンがベルギーのピッチに立った。

アントワープの先制点

しかし、バルサにとって、悪夢のような試合開始となった。試合は、バルサの予期しない形で始まった。前半2分に、オリオル・ロメウとイニャキ・ペニャの間に落とされたボールをフェルメーレンが押し込み、ホームチームへの先制点をマーク。バルサは、いきなり、僅差ながら、ビハインドでスコアを追う形となった。

フェランの同点弾

この日、第三ユニフォームでピッチに立ったバルサは、前半30分をすぎても、1-0のスコアのままだった。アントワープは、ホームの力を借りて、激しくバルサを攻めてきた。バルサには、快適にプレーすることができない状態が続いてたものの、前半36分、フェラン・トーレスが状況を打破した。ラミネ・ヤマルからのアシストを受けて、フェラン・トーレスがボールをコントロールし、スコアを変えた。1-1のスコアで、バルサはハーフタイムを迎えた。

不運な後半のスタート

後半3分、再び、アントワープが得点するも、結果的にはオフサイド判定となったが、これは警告だった。今回はクンデの判断ミスからチャンスを与え、前半に続いて、ディフェンスの甘さが露呈する形の後半のスタートとなった。

ラミネ・ヤマルがシュートをポストに当てるチャンスもあったが、後半11分、数分前にオフサイド判定でゴールを取り消されたヤンセンが、追加点をマーク。オリオル・ロメウからボールを奪われ、バルサは、再び、アントワープにリードを許す形となった。

後半15分、チャビは、３人の選手を交代させた。オリオル・ロメウ、エクトル・フォント、フェルミンがベンチに退き、グジョンセン、ジョアン・カンセロ、ペドリがピッチに入った。

すぐにペドリがチャンスを生み出すも、ゴールには繋がらず、状況は改善されないまま、試合は続いた。チャビは、さらに選手の交代を行った。後半25分、レバンドフスキにかわり、マルク・ギウが入り、後半31分には、セルジ・ロベルトに変わり、マルク・カサドが入った。

マルク・ギウの初ゴールも、黒星を防げず

後半25分から出場したマルク・ギウが、この試合で初ゴールを決めるチャンスを手にした。グジョンセンのセンタリングを受けて、後半46分、マルク・ギウが追加点をマークし、同点弾を生み出した。しかし、その喜びも束の間、次の瞬間に、イレニケナがホームチームに3点目をマークした。バルサは、苦い後味と共に、グループの首位進出を果たすことになった。