マルク・ギウ: ラ・マシアパワー

その歴史は、ハリウッド映画のようだ。17歳の若きフォワード、マルク・ギウは、FCバルセロナのトップチームでデビューして、初得点をマークするまで、23秒しか必要としなかった。バルサの38番は、アスレティック・クラブを前にした試合で、ピッチに立ち、そのファーストタッチしたボールをゴールに変えたのだ。夢ですら、想像できなかったに違いない。

後半34分、フェルミン・ロペスに代わって、マルク・ギウはピッチに入った。その23秒後、ジョアン・フェリックスのアシストを受けてゴールを決めていたのだ。彼は、17歳291日でFCバルセロナのトップチームでゴールを決めた最年少選手になった。素晴らしい歴史の瞬間だった。

マルク・ギウ 「息ができないくらいだ」

試合が終わった直後に、マルク・ギウは、その思いを正直に説明した。「殆ど息ができないくらいだ。この瞬間を楽しんでいるけれど、まだ、消化しているところだ。僕に与えられるチャンスを生かせるよう、シーズン中、ずっと練習を重ねてきたんだ」と話した。「キーパーが前に出たのを見た瞬間、シュートしようと決めた」と話し、ウナイ・シモンを超えた瞬間を思い起こした。

また、ピッチに立つ前にチャビから受けたアドバイスについてもコメントした。「僕に、いつも、フベニルカテゴリーでプレーしているようにプレーするように、チャンスがある時はそれを生かすようにと言ってくれた」と明かした。まさに、言われた通りに、有言実行したわけだった。

チャビ「僕の好きな選手だ」

一方、バルサの監督は、マルク・ギウについて、「彼はゴール力があるし、閃きがある。僕が個人的に好きな選手だ。僕は、クラブの選手を見ることに問題はない。彼らには才能があるのだから。僕にも、信頼を与えて貰った日があった」

プレベンハミンからバルサ

2006年1月4日に生まれたマルク・ギウは、2013/14年から、バルサでもう10年過ごしている。ベンハミンから過ごしており、現在はフベニルの1年目だが、9月10日にバルサ・アスレティクで、ナスティックのグラウンドでデビューし、8分間プレーしたのが、唯一のバルサ・アスレティクでのプレー時間だった。, 

ギウは、純粋なセンターフォワードであり、今季はトップチームの練習の常連となっていた。フベニルAでは、リーガの５試合で5得点をマークしている。また、 UEFAユースリーグでは２試合プレーし、1得点を決めている。