ラヨ - バルサ: 鬼門を破れず (2-1)
叶わなかった。バルサは、ラヨを前にバジェカスで勝ち点を手にすることができず、チャビ・エルナンデスの率いるチームは、バジェカススタジアムでの鬼門を破ることができなかった。前日、レアル・マドリードがジローナを前に黒星を喫したため、両者のリーガでの点差は、11点差がキープされることになった。
この試合に勝てば、2位のレアル・マドリードとの勝ち点差を14点に広げられる期待がこもったラヨ・バジェカーノとの対戦に向けて、チャビは、テア・シュテーゲン、バルデ、アラウホ、マルコス、クンデ、フレンキー・デ・ヨング、ガビ、ペドリ、フェラン、ハフィーニャ、レバンドフスキのイレブンをイレブンに選んだ。ペドリ、マルコスがスタメンに復帰し、勝利を目指し、全力を尽くす意思が明らかに見えるイレブンが、ピッチに飛び出した。しかし、前日記者会見で、「常にやりづらいスタジアムだ」とチャビが話していた通り、バルサは試合の序盤から、厳しい試合を強いられることになった。
ラヨ・バジェカーノの先制点
2019年からバルサにとって鬼門となっているラヨ・バジェカーノスタジアムだが、今試合も、ラヨ有利な状況で試合は始まった。前半18分には、カメージョのシュートをテア・シュテーゲンが素晴らしいセーブで防いだのも束の間、その次の瞬間、前半19分にそのカメージョのアシストを受けて、左からアルバロ・ガルシアが放ったシュートは、テア・シュテーゲンの守るゴールに非情に突き刺さり、ホームチームが先制点を決めた。
レバンドフスキのゴールチャンス
前半23分には、ハフィーニャのアシストから、レバンドフスキーが同点弾のチャンスを手にしただけでなく、ハーフタイムを迎える前の43分にも、レバンドフスキの放ったシュートが、ディミトリエフスキの守るゴールネットを揺らし、同点になったかと思われたが、VARにより、ミリ単位で、ペドリがオフサイドだったと判定され、ゴールは取り消された。バルサは、ホームチームに僅差リードを許し、前半を終えることになった。
ラヨ・バジェカーノの追加点
後半7分、ピッチの中央で、フレンキー・デ・ヨングがボールを取り戻そうとしたものの、そのボールを奪ったフラン・ガルシアがスピーディにボールを前線まで持っていき、2点目を突き刺した。
後半11分、チャビは、状況を好転させるべく、フェラン・トーレス、マルコス・アロンソに変えて、アンス・ファティ、ジョルディ・アルバを投入し、得点を狙った。しかし、バルサは覚醒せず、後半24分、チャビは、ペドリに変えて、ケシエをピッチに送った。後半32分のアンス・ファティのシュートも、ディミトリエフスキのセーブにあった。後半35分には、ガビとフレンキーに変わって、パブロ・トーレとエリック・ガルシアが入った。
レバンドフスキゴール
そして、後半38分、ようやくバルサにゴールが訪れた。ラヨのディフェンダーがゴール前で触ったボールをバルサのキラーは見逃さなかった。すばやくそのボールを奪ったレバンドフスキは、クロスシュートを流し込み、バルサに1点を返した。ハフィーニャもエリア外からシュートを放ったが、枠をとらえず、ゴールネットを揺らすことはできなかった。
鬼門を破れず
アディショナルタイムは、5分。バルサが勝ち点1を手にするために残された時間は、わずかだった。イラオラの率いるチームは、上手にプレスをかけ、アグレッシブに最後まで攻めてきた。バルサは、最後まで戦い続けたが、試合終了のホイッスルが吹かれた時、スコアは、変わっていなかった。勝ち点3は、バジェカススタジアムに残ることになった。
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