バルサ – バレンシア:ハフィーニャ弾で勝ち点３

チームワークで死守した勝ち点３だった。バルサは前半、セルヒオのアシストを受けたハフィーニャが決めた唯一のゴールを最後まで死守し、後半、アラウホの退場により、数的不利な状況に立たされながらも、バレンシアを前に、ホームでの勝ち点３を勝ち取った。

ヨーロッパリーグでの黒星と連敗が続いた後、前節、リーグ戦でのアルメリア戦、国王杯準決勝第一レグをレアル・マドリードのホームで制し、再び、リーガでも勝利の流れに新たに乗る必要があった。Spotifyカンプノウで迎えた、勝ち点に飢えているバレンシアとの対戦に、チャビ・エルナンデスは、テア・シュテーゲン、バルデ、アラウホ、クリステンセン、クンデ、セルジ・ロベルト、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、ハフィーニャ、フェラン、アンス・ファティのスタメンで臨んだ。

バルサの先制点

この日、Spotifyカンプノウを訪れた89.644人の観客は、前半、早速、バルサのゴールを楽しめることになった。前半16分、セルヒオが送った正確なアシストパスに答えて、ハフィーニャが放ったシュートが、試合の先制点となった。現在、降格ゾーンから抜け出すことが急務であるバレンシアも、手を緩めることなく、バルサは、試合をコントロールしながらも、追加点のチャンスに恵まれないまま、前半を僅差リードで折り返すことになった。しかし、試合の流れは、ホームチームにあり、追加点が生まれるのは、時間の問題であるかのように思われた。

アクシデントが続いた後半

後半から、フレンキー・デ・ヨングに変わって、ケシエがピッチに入った。後半が始まって早々にバルサにチャンスが訪れた。後半10分、エリア内でのクンデへのハンドが認められ、バルサにPKチャンスが与えられた。フェラン・トーレスがPKを蹴る役を担ったものの、フェランが放ったシュートは、わずかに枠をとらえず、バルサは点差を広げることができなかった。

後半14分、アラウホがレッドカードを受け、退場を余儀なくされた。ウゴ・ドゥーロを止めるためのファウルに対し、一発退場の警告を受けた。

チャビは、アンス・ファティをベンチに退かせ、マルコス・アロンソをピッチに送った。バルサは、残りの30分間＋アディショナルタイムを数的不利な状態でプレーする状況に置かれた。

後半35分　セルジ・ロベルトに代わり、エリック・ガルシアが入った。残された後、10分間を戦うバルサに、スタンドから応援歌が響いた。後半43分、アラルコンがピッチに立ち、この日、唯一、得点を決めた選手、ハフィーニャがピッチから去った。後半、ボールの支配権は、バレンシアに移り、テア・シュテーゲンのゴール周りでのプレーが続くも、バルサはチームプレーで、死守し続けた。

再び、勝ち点３

アディショナルタイムは5分間、95分にクライファートがシュートするも、テア・シュテーゲンが死守し、ようやく、試合終了のホイッスルが鳴った。バルサは、苦しみながらも、最後までゴールを死守し、その一方で数的不利でも、失点を許さず、ホームで勝利を収め、再び、リーガでの勝ち点３を手に入れた。