アトレティコ・デ・マドリード - バルサ:黄金の勝ち点3
黄金のユニフォームで、黄金の勝ち点3。2023年リーガ初戦、メトロポリターノスタジアムで行われたアトレティコ・デ・マドリードとの対戦は、前半にデンベレが決めたゴールをバルサが最後まで守り切り、この3年間、鬼門だったメトロポリターノでのアトレティコ戦を0-1で制し、リーガで単独首位の座を手にした。
レバンドフスキ、ジョルディ・アルバが処分欠場で出場できなかったアトレティコとのビッグマッチに、チャビ・エルナンデスは、テア・シュテーゲン、バルデ、クリステンセン、アラウホ、クンデ、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、ガビ、ペドリ、デンベレ、アンス・ファティのイレブンで臨んだ。前日、勝ち点で並んでいたレアル・マドリードがビジャレアルを前に敗れ、点差を開いて、首位の座を獲得するのには、絶好の機会である試合に、選手は、見るからにやる気に満ちた強いインテンシティで試合に挑んだ。
デンベレの先制点
試合開始から、ディフェンスラインをあげ、ホームチームに、ほぼ攻撃のチャンスを与えなかったバルサが、得点を決めるのは、時間の問題だった。待望の先制点は、前半22分に生まれた。ペドリの個人プレーから、ガビがエリア内で受けたボールは、デンベレに渡り、その鋭いクロスシュートがオブラックのゴールを破った。このゴールが、勝利をもたらすことになるとは、その時はまだ、知るよしもなかった。
アトレティコの反撃
もちろん、ホームチームが、簡単に手を緩めることはなかった。前半34分、37分には、ヒメネスがシュートを放ち、バルサのゴールマウスに近づいた。また、前半43分には、元バルサの選手、アントワーヌ・グリーズマンが同点弾を決める寸前だったが、テア・シュテーゲンが精彩を放ち、スーパーセーブでチームを救った。バルサが僅差でリードした状態で、両者はハーフタイムを迎えた。
後半、アトレティコは、勝ち点を失わないために積極的にテア・シュテーゲンのゴールをせめてきた。激しい撃ち合いが続いた。後半13分、チャビは最初の交代を行ない、アンス・ファティとフレンキー・デ・ヨングに変えて、フェラン・トーレスとケシエがピッチに立った。
後半17分には、デンベレのシュートがポストに弾け、一方、その2分後には、ジョレンテが左から放ったシュートを、テア・シュテーゲンは2回に分けてセーブする状況もあった。後半26分には、フェラン・トーレスがシュートを押し込むも、オフサイドとなり、その後、後半27分、ガビと交代して、ハフィーニャがピッチに入った。更に、後半35分、セルヒオ、バルデに代わり、セルジ・ロベルト、マルコス・アロンソがピッチに入った。スコアが変わらないまま、規定の90分間がすぎ、6分間のアディショナルタイムが付け加えられた。同点に持ち込もうとするホームチームと、勝ち点3を死守するバルサと、両者の間で激しい競り合いが続き、92分には、フェラン・トーレスとサビッチがレッドカードを受けた。
しかし、最後までスコアは変わらなかった。バルサは、デンベレが決めた得点によって、黄金の勝ち点3を手にすることになった。バルサはこの勝利の感触を手に、リーガで単独首位に立ち、サウジアラビアで行われるスペインスーパー杯に向かうことになる。木曜日に行われる準決勝の対戦相手は、レアルベティスだ。
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