レアル・マドリード - FC バルセロナ :すり抜けたクラシコ (3-1)
首位の座をかけて行われたサンティアゴ・ベルナベウでのリーガ8節、エル・クラシコは、ホームチームの勝利に終わり、チャビの率いるチームは、ゴール前の効率性の高さを誇るカルロ・アンチェロティの率いるチームの前に、今季のリーガ初黒星を喫することになった。
高い効率性のレアル・マドリード
この大一番に向けて、チャビ・エルナンデスは、テア・シュテーゲン、セルジ・ロベルト、エリック・ガルシア、クンデ、バルデ、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、ペドリ、ハフィーニャ、ペドリ、レバンドフスキのイレブンをピッチに送り込んだ。
両者互角のスタートを切ったクラシコだが、前半11分、ビニシウスのシュートをテア・シュテーゲンが、クリアするも、そのクリアボールをベンゼマが押し込んだ。ホームチームが先制点をマークし、バルサはレアル・マドリードのリードを追う形となった。
前半26分には、ルニンのゴール前で、ハフィーニャからのアシストを受けたレバンドフスキも、フレンキー・デ・ヨングも同点にすることはできなかった。その後、セルジ・ロベルトのセンタリングから、デンベレもチャンスを得たが、ルニンのゴールネットを揺らすことはできなかった。
バルサが調子をあげていたその時に、レアル・マドリードの2点目が訪れた。前半34分には、エリア外から、フェデ・バルベルデが放った力強いシュートが、再び、テア・シュテーゲンの守るゴールネットに突き刺さった。その直後、前半36分には、フレンキー・デ・ヨングがシュートも、ルニンが再び、クリア。更に前半43分にもレバンドフスキがチャンスを得るも、レアル・マドリードのディフェンスに阻まれ、バルサは、2-0とホームチームにリードを許したまま、ハーフタイムを迎えることになった。
幸運に恵まれず
後半も、バルサは試合をコントロールしたものの、攻撃チャンスは訪れなかった。それどころか、後半7分、ベンゼマが再び、テア・シュテーゲンのゴールを揺らしたが、オフサイド判定で、スコアは変わらなかった。
チャビは、後半15分、最初の交代枠を使い、バルデ、ハフィーニャ、セルヒオに変えて、ジョルディ・アルバ、フェラン・トーレス、ガビを投入した。
後半27分には、デンベレに代わって、アンス・ファティが入った。後半33分、そのバルサの10番がエリア外から放ったシュートは、わずかに枠を捉えなかった。後半34分には、フェラン・トーレスのパスをレバンドフスキがゴール前で受けるも、そのシュートは、ルニンにセーブされた。まだ、時間は残っていた。そして、後半38分、フェラン・トーレスが1点を返したものの、レアル・マドリードは、PKの機会を生かし、ロドリゴが決めたゴールで点差を3-1に広げた。バルサは首位を失った。しかし、まだ、リーガには、多くの試合が残されている。
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