バルサ– ビジャレアル:勝てなかった最終節
カンプノウで行われた2021-22年最後の公式戦となるリーガ最終節、ビジャレアルとの試合は、チャビ・エルナンデスが望んだような終わり方はできなかった。ビジャレアルは、前半と後半に各1点ずつ、得点し、試合は、0-2で終わった。
今季のリーガラストゲームに、チャビ・エルナンデス監督は、テア・シュテーゲンをゴールに、アウベス、アラウホ、ラングレ、ジョルディ・アルバ、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、ガビ、フェラン・トーレス、アダマ・トラオレ、オーバメヤンのイレブンで挑んだ。
また、この試合は、日本企業のRakutenが、史上初めて、FCバルセロナのトップチームのユニフォームに社名を入れて、5年間、共に歩んできた旅路を終えるための祭典を行う場にも選ばれ、#ArigatoBarça キャンペーンの一環として、試合前には、11 人の少年少女がRakutenの手により、キッズエスコートに参加した。
既にリーガで2位の座を確定し、来季のスペインスーパー杯及びチャンピオンズリーグの参戦を決定しているチャビ・エルナンデスのチームにとっては、賭けるものはなかったが、ビジャレアルは、コンフェレンスリーグの参戦を賭けていた。そのビジャレアルが前半41分に、先制点をマークした。ペドロサの決めた先制点を手に、僅差リードを許し、バルサはハーフタイムを迎えた。
後半も、不運なアダマ・トラオレのミスにより、早い時間にモイ・ゴメスが追加点をマーク(後半10分)した。その直後、チャビは、そのアダマとオーバメヤンに代えて、アンス・ファティとデンベレを投入。デンベレは、この試合で、バルサの選手として150試合目の出場を迎えるマイルストーンを刻んだ。
更に後半25分、ガビとフェラン・トーレスに代えて、リキ・プッチとメンフィスがピッチに立った。後半29分には、フレンキー・デ・ヨングが、ルリのゴールネットを揺らすも、その前に、アンス・ファティがオフサイドだったことが、VARシステムにより、指摘され、ゴールがカウントされることはなかった。
後半35分、チャビは最後の交代を行い、ダニ・アウベスに代えてオスカル・ミンゲサをピッチへ送った。
4分のアディショナルタイムに、メンフィスがシュートを放つも、ビジャレアルのディフェンダーにクリアされ、その攻撃を最後に試合終了のホイッスルが鳴った。チームは、今季最後のホームゲームを勝利で飾ることはできなかった。
しかし、まだ、これで終わりではない。試合の終了とともに、選手は、空港に向かわなければならない。長い遠征が待っている。次なる行き先は、シドニー、オーストラリアだ。
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