バルサ - セルタ: 目標に近づける勝利 (3-1)
バルサは、セルタを前に大事な勝利を手にした。カンプノウで行われた試合の目標は、明確であり、リーガ2位の座を手にするためには、勝利が必要だった。イアゴ・アスパスに1点を許したものの、バルサは、メンフィスとオーバメヤンが決めたゴールで、3-1の効果的な勝利を収めたが、この試合で、アラウホが脳震盪で倒れ、病院に移送された。
来季、スペインスーパー杯に参戦する資格を手にするためにも、リーガにおける2位の座を確定することを目標としているバルサにとって、絶好の機会となるカンプノウでのセルタとの対戦に、チャビ・エルナンデスは、前節の胃腸の不調から回復したテア・シュテーゲン、ダニエル・アウベス、アラウホ、エリック・ガルシア、ジョルディ・アルバ、フレンキー・デ・ヨング、ガビ、メンフィス、オーバメヤン、フェラン・トーレス、メンフィス・デパイのイレブンをピッチに送った。
好調なスタートとは言い難い前半をスタートしたバルサは、とりわけ、前半15分には、アラウホのミスにより、アスパスに最初のチャンスを与えたものの、テア・シュテーゲンがセーブ。両者はスコアレスドローのまま、試合は展開した。
メンフィスの先制点
しかし、その中で、デンベレが攻撃の手綱をとり、新たなアシストを生み出した。先制点が訪れるまで、30分間を要したものの、右サイドから個人プレーで攻め上がったデンベレが送ったセンタリングを受けたメンフィスが、間髪入れずに、放ったシュートがマティアスのゴールを破った。その5分後には、セルタのガジャルドが、36分には、アスパスがシュートを放つも、テア・シュテーゲンが失点を防いだ。
再び、オーバメヤン
先制点を決めたバルサは、勢いを増した。今回は左サイドから、メンフィスのセンタリングが、オーバメヤンの足元に落ちた。それをゴール正面で受けたオーバメヤンがシュートをマティアスのゴールに突き刺した。バルサは、スコアを2-0に伸ばし、ハーフタイムを迎えた。
後半が始まり、チャビは、フェラン・トーレスに変えて、リキ・プッチをピッチに送った。後半が始まって4分後、再び、同じ主人公がゴールを決めた。再び、デンベレがキラー・オーバメヤンに鋭いアシストパスを繰り出した。デンベレにとって、今季のリーガ13アシスト目になった。バルサは、スコアを3-0と伸ばしたが、その直後、後半5分に、イアゴ・アスパスが1点を返して、試合は、3-1となった。
後半13分、メンフィスにファウルを犯したムリージョにレッドカードが与えられ、バルサは残りの時間を数的有利な状態で過ごすことになった。
しかし、良いことばかりではなかった。後半22分に、ロナルド・アラウホがピッチに倒れ、救急車がグランドの中にまで入ることになった。
ガビと接触した後、アラウホは、脳震盪を起こし、より深い検査を行うために、病院へ移送された。そのアラウホとメンフィスに変わって、ラングレとアンス・ファティが入った。さらにこの日、主役となったオーバメヤンに変わって、ルーク・デ・ヨングもピッチにたったが、この後、スコアが変わることはなかった。
内容よりも、効率性で手にした勝利だったが、この試合を制したことで、バルサは目標の2位の座に大きな一歩を踏み出すことになった。
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