FC バルセロナ、国際女性デーを祝してセンターサークルを女性のシンボルに
平等性、多様性、包摂性に深くコミットしているFC バルセロナは、今年、3月8日、再び、国際女性デーを祝う目的で、スポーツ界の女性のビジビリティの重要性を強調するためのイニシアティブをとる。今回、クラブは、通常、使用しているピッチ上に、史上初めて、女性を表現するシンボルを描いた。
「ラインは分割するものではなく結びつけるもの」とのスローガンのもと、バルサのアイディアは、シンプルでありながら、多くのメッセージが込められているものだ。それぞれのフィールドのセンターサークルの下にクロスを加え、ビーナスのシンボルを作り出し、 両方のフィールドの境界線に一つのラインを加えている。
カンプノウ、ヨハン・クライフスタジアム、シウダ・デポルティーバのトレーニングピッチにおいて、3月8日、このシンボルが浮かび上がる。今回のアイディアの実現に、クラブの男女選手の代表として、アレシア・プテジャス、ぺドリ、アレックス・アブリネスが協力する。このバルサの3人のプレーヤーは、スポーツ界の女性の役割の促進を願い、バルサが前述のピッチにラインをペイントするのに手を貸している。
更に、こういった重要性のあるサポートを見せることはまた、バルセロナのストリートにも反映されることになる。町のメインストリートの一つであるビア・ラエタナにある建物のファサードは、カンプノウの女性のシンボルがペイントされる。その通りは、毎日、何千人もの人々が通り過ぎる場所であり、それにより、クラブのメッセージがスタジアムから更に広がるようにという意図が込められている。
サポートと認識の歴史
FCバルセロナは、スポーツ及びより広い社会での女性の役割の促進に関して、深くコミットメントしている。それは、クラブがスポーツ界の女性の役割強化と平等性の促進に日々、取り組んでいることからも証明されており、また、とりわけ、女子サッカーにおいてはその歴史は50年以上に遡るものだ。
クラブのコミットメントの一環として、この最近の数ヶ月間の間、平等性と包摂性の部署が設置され、クラブ内のカルチャー面、機能面、ジェネレーション、ジェンダー、性向を問わず、包摂性及び多様性の強化をはかり、同時にバルサファミリーの一部としての組織機関と協力している。構造においては、絶え間ない向上が加えられているこの新たなエリアと女性スポーツを取り巻くサービスとして、バルサ女子チームが最適なコンディションでトレーニングできるように、シウダ・デポルティーバのトレーニングフィールドの自然芝への投資などにも見られる。
また、女子スポーツにおけるクラブのビジョンのアンダーラインとして、夏には二つの大事な瞬間があった。一つは、女子サッカーチームが、ジョアン・ガンペルトロフィーに参加し、歴史的に男子チームが行われていた大会が、ジョアン・クライフスタジアムで行われたことだ。二つ目は、FCバルセロナのライフスクールであり、世界中の指針となっているラ・マシアが、女子のレジデントに門戸を開いたことだ。3月30日は、クラブによるサポートが新たに証明される日になる。その日、先日、リリースされたドキュメンタリー、マッチデーーピッチの女王の現在の欧州チャンピオンが、チャンピオンズリーグのクオーターファイナルにおいて、レアル・マドリードを前に初めてファンの前でカンプノウでプレーするのだ。
2021/22年のチームのアウェーキットを用いて、クラブは、そのデザインに女性のエンパワーメントのサポートのメッセージを届けようとしている。そこに、バイレットのカラーが用いられた理由がありーバイレットは、青と赤をミックスして作られており、ジェンダーの平等性を訴える時に使われるカラーとして普及しているー、また、サイドパネルのフレーズ、バルサのアンセムからとった ‘Tots units fem força’ (一致団結して力になる)は、同じカタルーニャ語ながら、女性型: ‘Totes unides fem força’ で表示される。
クラブの女性スポーツにおけるサポートは、バルサのアマチュアセクション(バスケットボール、バレーボール、アイススケーティング、ラグビー、フィールドホッケー)において600人もの女子アスリートがいることからも見て取れる。この女子のバスケットチーム、バルサ CBS は、現在、リーグでトップを走っており、トップレベルへの昇格を狙っている他、先日、アルコベンダスを前に初めてパラう・ブラウグラナでプレーし、そこでも歴史を作った。
女性スポーツは、バルサの独特なアイデンティティを打ち立てている柱の一つであり、それは、FCバルセロナの世界中に知られているスローガン、「クラブ以上の存在」に含まれている。この柱は、クラブが女子サッカー及びスポーツにおける女子の役割へのコミットメントを強調するアクティビティで共に用いられるコンセプト 'More than gender'(ジェンダー以上の存在)を柱の一つとしている。
もっと読む