FC バルセロナ - ナポリ:全てはナポリで(1-1)
カンプノウで行われた19年ぶりのヨーロッパリーグ、ナポリを前にしたプレーオフ第一レグは、ドロー(1-1)に終わり、バルサは32強進出をかけて、ナポリで全てを賭けて戦うことになった。試合は、前半28分にジェリンスキが先制点を決めたものの、後半16分に、フェラン・トーレスが決めたPKで同点となった。その後、バルサは数多くのチャンスを手にしたものの、ゴールの形に変えることができずに終わった。
ホームで行われた19年ぶりのヨーロッパリーグの試合、ナポリを前にしたプレーオフに、チャビ・エルナンデスは、前日記者会見で話したように、前回とスタメンの顔ぶれを変え、テア・シュテーゲン、ミンゲサ、ピケ、エリック・ガルシア、ジョルディ・アルバ、フレンキー・デ・ヨング、ニコ、ぺドリ、アダマ・トラオレ、フェラン・トーレス、オーバメヤンのイレブンで、試合に臨んだ。
バルサはスタートから、積極的に攻撃をみせた。前半6分、オーバメヤンが取り返したボールを受けたぺドリが最初のチャンスを生み出した。両者は、互角の戦いを続けるも、バルサの方がより、攻撃的に攻める試合が続いた。前半15分、28分とフェラン・トーレスが絶好のチャンスを得た。とりわけ、前半28分は、メルトと1対1になるも、そこで放ったヘディングは、枠を捉えることはなかった。
ナポリの先制点
前半28分にフェラン・トーレスがゴールを決められなかった直後に、ナポリがカウンターを奪った。ナポリのシュートは、一度は、テア・シュテーゲンの手で止められたものの、そのクリアボールをジェリンスキがバルサのゴールに突き刺さした。
後半、同じ顔ぶれでスタートしたバルサは、勝利を目指し、再び、ナポリのゴールを攻め始めた。とりわけ、ぺドリは果敢にチャンスを作り出し、スタジアムの73525人の観衆の前で、熱い戦いが繰り広げられた。
バルサの同点弾
バルサの同点弾は、後半16分にやってきた。アダマ・トラオレがセンタリングシュートを放った際に、フアン・ジェズスがハンドを犯したため、バルサにPKが与えられた。フェラン・トーレスがボールを手に、PKポイントへ向かった。メルトを前にし、落ち着いて、左隅にゴールを沈め、バルサのヨーロッパ初ゴールを決め、ホームチームに同点をもたらした。
褒賞の伴わなかった努力
後半18分、チャビは、3人もの選手を同時に交代させた。ニコ、フレンキー・デ・ヨング、アダマ・トラオレに変えて、新たに、ガビ、セルヒオ、デンベレがピッチに立った。更に後半35分にはミンゲサに変えてデスト、後半40分には、オーバメヤンに変えてルーク・デ・ヨングをピッチに送り、バルサは全力で勝利を求めた。後半44分からは、チャンスの連続だった。デンベレの放ったセンタリングをフェラン・トーレスがゴールの正面でシュートし、デストのセンタリングから、ルーク・デ・ヨングが、オーバーヘッドシュートを試した。
アディショナルタイム6分間が与えられ、バルサは、メルトが守るゴールを求め続けたが、その努力は、最後まで報われなかった。同点の結果を手に、バルサは進出を求め、ナポリに遠征することになる。第2レグは、1週間後、24日の木曜日にディエゴ・マラドーナスタジアムで行われる。
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