ホーム

アスレティック・クラブ-バルサ: さよなら、国王杯 (3-2)

チャビ・エルナンデスの率いるチームは、サン・マメスでインテンシティの高い試合を行ない、延長戦に持ち込んだものの、進出を逃すことになった

国王杯の敗退が決まった (3-2)。 バルサは、非常にインテンシティの高い試合をサン・マメスで行ない、良い印象を与え、フェラン・トーレスとぺドリのゴールで、2度に度、アスレティック・クラブのに追いつき、延長戦にまで持ち込んだものの、その延長戦で、ホームチームに進出の切符を譲ることになった。 

雨が降るサン・マメスで行われた国王杯16強、アスレティック・クラブとの対戦に、チャビ・エルナンデスは、テア・シュテーゲン、ダニ・アウベス、アラウホ、ピケ、ジョルディ・アルバ、セルヒオ、ガビ、ぺドリ、アブデ、ジュングラ、フェラン・トーレスのイレブンで、臨んだ。

ホームチームの先制点

試合は、バルサにとって不運なスタートを切った。試合開始2分、ニコ・ウイリアムスのプレーサイドから、そのプレーを受けたムニアインがテア・シュテーゲンの守るゴールにシュートを突き刺し、アスレティック・クラブに先制点をもたらしたのだ。バルサは、勝ち抜け戦で決まるこの大会において、いきなり、ビハインドを追う状況に追い込まれた。アスレティック・クラブの攻撃に苦しまされた。

フェラン・トーレスの初ゴール

だが、前半20分、バルサの同点弾が決まった。フェラン・トーレスがバルサに移籍してきてからの初ゴールをサン・マメスでマークし、試合を白紙に戻した。その得点は、1分19秒間に22回ものパスを通して生まれたチームプレーの結晶だった。

ゲームは、1-1のまま、ハーフタイムを迎えることになった。後半から、チャビは、アブデに変えてニコを投入、さらに後半15分にジュグラとガビに変えて、アンス・ファティとフレンキー・デ・ヨングをピッチに送った。しかし、両者にゴールは訪れなかった。アスレティック・クラブは、ニコ・ウイリアムスとイニャキ・ウイリアムスの攻撃で、テア・シュテーゲンのゴールを脅かし、また、テア・シュテーゲンはCKからのシュートをセーブしてみせた。一方のバルサも、フレンキー・デ・ヨング、アンス・ファティがそれぞれ、チャンスを手にしたが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。そういった状況で、試合終了まで後5分と迫った後半40分、イニゴ・マルティネスが追加点を決めた。スコアが2-1の状態で、アディショナルタイムが4分間、追加され、現国王杯タイトルクラブは、窮地に追い込まれたが、92分にアウベスのパスを受けたぺドリが同点弾をマーク。バルサは、延長戦へ進んだ。

延長戦で決定

しかし、延長戦でもバルサに試練が訪れた。96分には、アンス・ファティが再び、負傷し、ベンチに退くことを余儀なくされ、代わりにセルジーニョ・デストが入った。それから約10分後の105分、ジョルディ・アルバのエリア内でのプレーがファウルと判定され、PKの判定が下された。

先制点をマークしたムニアインが、この日、2度目のボールをテア・シュテーゲンのゴールに決めて、アスレティック・クラブが再び、僅差リードをとった。

チャビは、ぺドリに変えて、マルティン・ブライスバイテをピッチに送り、状況をひっくり返すべく、全ての手立てを尽くしたが、時間は非情に過ぎていった。スコアは変わることなく、現国王杯チャンピオンは、ベスト8の切符をアスレティック・クラブに譲ることになった。

 

もっと読む