セビージャ - バルサ:期待に繋げるドロー
今年最後の試合となった、延期されていたリーガ4節、サンチェス・ピチュアンで行われたセビージャ対FCバルセロナ戦は、ドローに終わった。前半、セビージャがパプ・ゴメスのゴールで先制するも、アラウホが同点弾を決め、スコアを1-1にしたが、そこから、スコアは動くことがなく、2021年のラストマッチは、ドローで終えることになった。
激しい雨が主役となる中、この試合に、チャビ・エルナンデスは、前節、ホームのエルチェ戦で勝利をあげたスタメンと同じ顔ぶれ、テア・シュテーゲン、エリック、アラウホ、ピケ、アルバ、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、ガビ、アブデ、デンベレ、ジュグラのイレブンで臨んだ。
激しい雨が降る中、両者はスタートからボールを競い合い、互角に打ちあった。前節、初スタメンで初ゴールを決めたジュグラが、再び、スタメンで起用され、前半10分にはシュートを打った。14分にはフレンキー・デ・ヨングが、15分にはガビが、ボノの守るゴールにシュートを放ち、バルサは敵地でピッチを支配し、攻め続けた。
ホームチームの先制点
22分には、ラファ・ミルがテア・シュテーゲンのゴールにボールを突き刺すも、オフサイド判定でスコアは変わらず、両者互角の戦いがスコアレスドローのまま、続いた。29分には、デンベレのシュートをボノが弾くなど、バルサの攻撃は止まらなかったが、最初にゴールを決めたのは、ホームチームだった。前半31分、ラキティッチが放ったコーナーキックのパスに合わせて、パプ・ゴメスが放ったシュートがテア・シュテーゲンの守るゴールに突き刺さり、先制点となった。
アラウホの同点弾
バルサも同じ形で、ゴールを返すことになった。前半を折り返す寸前の44分、バルサに訪れたコーナーキックチャンスから、デンベレが放ったセンタリングを受けて、アラウホがヘディングで、ボノのゴールに押し込んだ。アラウホは、今季、2点目をマークし、バルサは1-1でハーフタイムを折り返すことになった。
退場、支配もドロー
後半も同じメンバーで、試合が続いたが、後半19分、クンデがジョルディ・アルバにボールを投げつけて退場になり、ホームチームは、数的不利な状態で、残りの25分を戦うことになった。
後半28分、チャビは、ダブルチェンジを行ない、エリック・ガルシアとジュングラに変えて、ラングレとニコがピッチに入った。後半35分に、アブデのパスを受けたガビのシュートがわずかに枠をとらえず、後半39分には、デンベレのシュートがポストに弾けた。後半40分には、フレンキー・デ・ヨングに代わり、ルーク・デ・ヨングが入った。バルサは、セビージャでの勝ち点3を求め、10人のセビージャを前に攻め続けた。与えられたアディショナルタイムは、6分間。勝利を手にする寸前だったバルサは、期待を与える試合を行いながらも、最終的に、勝ち点1を手に、2021年のラストマッチを終えることになった。
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