バルサ - エルチェ:バルサの未来がここにある(3-2)
カンプノウで行われたリーガ18節、FCバルセロナーエルチェ戦は、これ以上、ミスが許されない試合だった。悪い流れを断ち切ったのは、バルサの未来を担う若手選手だった。バルサは、前半、ジュグラとガビのゴールでリードして折り返したものの、後半、一度は追いつかれたが、試合終了の5分前にニコが追加点をマークし、カンプノウで貴重な勝ち点3を手にすることになった(3-2)。
最高のスタート
これ以上、勝ち点を失うわけにはいかない。この強い意思のもと、チャビ・エルナンデスは、テア・シュテーゲン、アラウホ、ラングレ、エリック、ジョルディ・アルバ、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、ガビ、アブデ、デンベレ、ジュグラのイレブンをピッチに送り込んだ。
試合開始後、最初のアクションで、この日、公式戦初スタメンとしてセンターフォワードのポジションについてジュグラがシュートをゴールに押し込むも、オフサイド。続けてアブデが前半6分にゴールチャンスを手にするなど、バルサは果敢にゴールを攻めて試合をスタートした。
ジュグラとガビ、ゴールデビュー
その褒賞は、すぐにやってきた。前半16分、デンベレが放ったCKからボールを受けたジュグラが、3人もの選手を制しながら、ヘディングシュートを突き刺し、バルサに先制点をもたらした。先週、親善試合でスタメン出場し、トップチームでゴールデビューを果たしたばかりのジュグラは、エルチェ戦で公式戦スタメンデビューを果たし、その公式戦でもゴールをマークしてみせたのだった。
更にその3分後、前半18分、ガビが個人プレーで、ライバルをドリブルで抜き、更にキーパーの右側にゴールを突き刺した。若手二人が、トップチームで初ゴールを決めてデビューを果たした。
前半27分には、デンベレのパスから再び、ジュグラがシュートを放つも、エドガーがクリア。更にアブデがカウンターから、チャンスを得てシュートもわずかに枠をとらえなかった。バルサは何度となく危険を生み出しながら、2-0で前半を折り返した。
エルチェの反撃
しかし、後半17分に魔の2分間がやってきた。テア・シュテーゲンのセーブし切れなかったボールをテテ・モレンテが押し込み、1点を返した。更にその1分後、テテ・モレンテがあげたセンタリングをペラ・ミジャが決めて、同点弾をマーク。1分半の間に、試合は振り出しに戻った。
チャビは、後半27分、ジュグラに変えてニコを投入し、後半30分にはフレンキー・デ・ヨングに変えて、リキ・プッチをピッチに送った。
待望の追加点
同点に追いつかれても、バルサは、試合開始時の最初の考えー必勝ーを変えることなく、チャンスメイクを続けた。望んでいたチャンスは、試合終了5分前の後半40分にやってきた。ガビとデンベレのエリア内のコンビネーションプレーから生まれたチャンスをニコは逃さなかった。ニコは、冷静にゴールを決め、前節に続いて二試合連続でゴールネットを揺らすことになった。その後、アディショナルタイムが6分間追加されたが、バルサは耐え切り、ホームでの試合を3-2で終えた。チャビ・エルナンデスの率いるチームは、今年最後のホームの試合を勝利で終え、この感触を手に、来週の火曜日、サンチェス・ピチュアンでセビージャを前に延期されていたリーガ4節を戦うことになる。
もっと読む