アグエロ 「サッカーをやめる、とても辛い瞬間だ」
セルヒオ ‘クン’ アグエロがサッカーをやめる。FC バルセロナのアタッカーは、水曜日にカンプノウでサッカー界の人々に囲まれながら、プロとして心臓の問題があるために選手を引退することになったと告げた。涙にくれながら、見るからに感情を抑えきれず、 ことばを絞り出すのに苦労しながら、ジョアン・ラポルタ会長に付き添われて会見を行なった。
「サッカーをプレーし続けることをやめることを決意しました。とても辛い瞬間です」「10日ほど前に、できる限りの手を尽くした上で決断しました。もしかして、希望があるかと・・・でもありませんでした。そのプロセスに時間がかかりました」と説明し、アラベス戦で起きた「健康」上の理由が、33歳でこの決定を下すことを余儀なくさせたと語った。
この状況を受けながらも、「幸せ」で「誇り」に思い、数々のゴールとタイトルを手に引退することになると述べ、インデペンディエンテ、アトレティコ、マンチェスターシティ、バルサ、アルゼンチン代表等、共にプレーした全てに感謝しているとあふれる思いを隠さずに述べた。
「僕は全員に深い感謝を分かち合いたい。僕が18歳の時に来て育ててくれたアトレティコ、僕が特別な思いを持っているシティ、そして疑いの余地なく世界一のクラブであるバルサ・・・僕がいた全クラブに感謝したい」
— FC バルセロナ (@fcbarcelona_jp) December 15, 2021
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現在まで、バルサの'19'番だった選手は、チームメート全員、そしてサッカー界の彼に付き添った全ての人々に感謝を述べた。また、数ヶ月だけだったが、バルサの人々に対しても、「君たちは素晴らしいチームメートだ。僕は、このクラブからとても満足して去る」と述べた。
全体を振り返り、アグエロは、33歳までの状況をポジティブに捉えた。選手として最高だった瞬間を聞かれ、インディペンディエンテでのスタート、最後にアルゼンチンと手にしたコパ・アメリカでのタイトルをあげ、また、冗談まじりにバルサで決めた唯一のゴールをあげた。それは、カンプノウの最後のクラシコでレアル・マドリードを前に決めたゴールだった。
ラポルタ「サッカー界に多くを与えた」
クン・アグエロが言葉を発した後、ラポルタ会長は、「私は君の隣にいるが、まるで、インでペンディエンテ、アトレティコ・デ・マドリード、マンチェスターシティ、アルゼンチン代表の代表者として隣にいるようなものだ」と話し、「バルサでのクンをもっと見たかったという気持ちはあるが、正しい決断を下したと信じている。必要なあらゆる援助は君のものだ」と付け加えた。
また、ラポルタ会長は、サッカー界にいかに彼が貢献したかについても話し、「サッカーの才能だけでなく、君の人となりも含めて、サッカ界に多くを与えた」と賛辞を送り、「アトレティコ・デ・マドリードにいた時に来てくれれば」と思っていたことを明かした。
私たちとの縁があったことを本当に誇りに思います @aguerosergiokun ここは、永遠にあなたのホームです! pic.twitter.com/Rg1azcBWDi
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