バイエルン・ミュンヘン - バルサ 困難も不可能ではない挑戦
正真正銘のファイナルだ。アリアンス・アレナは、FCバルセロナにとって、不利な過去を持つスタジアムだが、そこで、バルサは、今季の欧州での進路に向けて、戦わなければならない。チャンピオンズリーグにおける16強へのアクセスは、シャビのチームの掌中にある。進出できるかどうかは、自らの手にかかっている。難しいことに違いはないが、不可能ではない。
このかつてない決定的な試合に向けて、メンフィスは試合前に「バイエルン戦に向けて僕らは全力を尽くす」と語った。もちろん、勝利がバルサに16強進出を決める最速の道だ。だが、他にも、進出を可能にする選択肢が残されている。
倒すのが難しいライバル
監督: ユリアン・ナーゲルスマン この若き監督がバルサと対戦したのは、今回のチャンピオンズリーグの第一戦の1試合のみだ。その際、カンプノウで、バルサを倒し(0-3)、ホームから離れたバルサとのデビュー戦を勝利で飾ってみせた。
得点選手: ロベルト・レバンドフスキ ドイツ、そしてヨーロッパの指針となっている選手の一人に、多くの説明は必要ないだろう。16得点を決めて、ブンデスリーガで最多得点王というだけではなく、9得点でチャンピオンズリーグでも最多得点をマークしている。さらに、バルサとの対戦成績は4試合4ゴールだ。バルサのディフェンダーにとって、最大の難関であるのは間違いない。また、ミュラー、ザネなどにも注意が必要だ。ニャブリはバルサ戦を欠場することが発表された。
順位表: これまでの5試合で全勝を収めているバイエルンは、試合通過を既に決めている。ブンデスリーガでは、11勝1分2敗で、首位を維持している。
不利な過去のデータ
この12月8日(水曜日21時) に行われる試合は、バルサが18年間、ヨーロッパで連続して達成してきた16強進出で、勝ち点3を手にする唯一のチャンスだ。しかし、その歴史は、バルサに有利なものではない。なぜなら、バルサは、バイエルン・ミュンヘンのスタジアムで決して勝ったことがないからだ。欧州大会で、バルサが対戦相手としてこのスタジアムで戦った5試合の内訳は、2分3敗だ。勝利を目指すのは当然だが、容易な道ではない。また、今回のバイエルンーバルサ戦は、通常と異なるものとなる。無観客で行われるからだ。
とはいえ、ドイツでの過去の対戦データも楽観を呼び込む理由の一つだ。バルサは欧州杯でのドイツでの試合で、10勝を手にしているのだ。
チャビ: 「僕ら次第だ」
ロッカールームもその困難さは理解しているが、自信がある。チャビ・エルナンデス監督は、前日記者会見でそれを表現した。チャビは、「要求度は最大限」と知りつつも、「僕らはやる気で溢れているし、僕らの武器を手に競い合うことができることワクワクしている」とコメントしている。
また、「僕らが勝てば進出できるのだから、これは決勝だ。もちろん目の前には現在最高のチームがいて、歴史的に勝ったことのない彼らのスタジアムでプレーするのだから、要求度は最大だが、歴史は断ち切るためにある。僕らは、多くの期待感と共に試合に挑む。そうなることを願っている」と付け加えた。
🎙️チャビ「僕らが勝てば進出できるのだから、これは決勝だ。もちろん目の前には現在最高のチームがいて、歴史的に勝ったことのない彼らのスタジアムでプレーするのだから、要求度は最大だが、歴史は断ち切るためにある。僕らは、多くの期待感と共に試合に挑む」
— FC バルセロナ (@fcbarcelona_jp) December 8, 2021
🔜 #BayernBarça pic.twitter.com/nOcGlcKt11
招集リスト
この試合に向けて、監督のチャビ・エルナンデスは、23人の選手を招集することを決めた。イニャキ・ペニャとイリアス・アホマックがベティス戦と比べての新顔となる。チャンピオンズリーグに登録されていないアブデは欠場となる。よって遠征メンバーは下記の通り: テア・シュテーゲン、デスト、ピケ、アラウホ、セルヒオ、リキ・ピッチ、デンベレ、メンフィス、デミール、ネト、コウチーニョ、ラングレ、ルーク、ジョルディ・アルバ、フレンキー・デ・ヨング、ベティス、ユムティティ、エリック、イニャキ・ペニャ、ニコ、ガビ、バルデ、アホマック 困難なのは明確だが、不可能ではないところへ辿り着くための名前だ。
もっと読む