ビジャレアル 1-3 FC バルセロナ: アウェイでの初勝利
FC バルセロナは、 ようやく、2021/22年のリーガ、アウェーにおいて初勝利を収め、ビジャレアルを前に28試合連続無敗記録を改めて伸ばすことになった。
前半スコアレスドローに終わった試合は、後半、フレンキー・デ・ヨングが先制するも、チュクウェゼが同点弾を決めたが、その後、メンフィス及びコウチーニョが追加点をマークし、バルサは貴重な勝ち点3を手にすることになった。
攻撃的に攻めるも、再び、スコアレスの前半
バルサの監督として、初のアウェー戦、リーガ15節、ビジャレアルとの対戦に、チャビ・エルナンデスは、テア・シュテーゲン、エリック、アラウホ、ピケ、ジョルディ・アルバ、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、ニコ、ガビ、アブデ、メンフィスのイレブンを送り込んだ。テア・シュテーゲン、フレンキー・デ・ヨング、メンフィスを除き、8人がバルサユース出身という顔ぶれとなった。
前日記者会見で、チャビが、攻撃に関しては、「より果敢に攻撃する必要がある」と話した通り、バルサは試合がスタートするやいなや、ルリのゴールを攻めた。前半4分には、この日、初スタメンとして起用されたアブデが、メンフィスのパスを受けて、シュートを放つも、ルリがクリア。続けて、前半8分には、メンフィス、ガビが続けてシュートを放つも、ポストをかすりながらも、ネットは揺らせず。前半18分にも、再び、メンフィスがゴールチャンスを手にするも、ボールは枠を捕らえなかった。一方のビジャレアルも、ホームの意地をみせ、前半26分には、ジェレミー・ピノが、28分には、アルノーが、テア・シュテーゲンのゴールにシュートを放つも、両者とも、スコアレスのまま、試合は進んだ。バルサは、試合開始時の勢いは落ちたものの、両者が互いのゴールを攻め合う競い合いが続いた。前半38分には、アルノーが放ったシュートをテア・シュテーゲンがナイスセーブしたが、その後も、ぺドラサがバルサのゴールを攻め、両者がボールを奪い合う、競り合いが続いた。その結果、両者は、ハーフタイムをスコアレスドローで迎えることになった。
VARからの先制点
後半は、バルサの先制点からスタートした。後半5分、ジョルディ・アルバのセンタリングを受けたメンフィスのパスを受けて、フレンキー・デ・ヨングがゴールネットを揺らした。最初は、オフサイドと判定され、取り消されたものの、VARにより、ゴールと判定され、バルサは僅差リードして、後半をスタートすることになった。しかし、その後は、スコアは動かず、後半21分、バルサは最初の交代を行ない、アブデに変わってデンベレがピッチに立った。その5分後、ジョルディ・アルバがピッチで続行できず、オスカル・ミンゲサがピッチに入った。
ビジャレアルの反撃
バルサは僅差リードしていたが、ジョルディ・アルバが負傷で去ったこともあり、苦戦を強いられていた。後半31分、ビジャレアルがおいチュクウェゼが同点弾をマークし、バルサは再び、スタート地点に戻ることになった。後半35分、ニコに代わり、コウチーニョがピッチに入った。試合が終わるまで、後10分が残されていたが、同点弾を決めてからのビジャレアルは、ホームで勝ち点3を手にするために、より、積極的にテア・シュテーゲンのゴールを攻め始めた。しかし、再び、ネットを揺らしたのは、バルサだった。
2点の追加点
後半43分、メンフィスが追加点をマークし、スコアを1-2に変えた。メンフィスにとっては、今季8ゴール目となった。試合終了まで後、2分しか、残されていない時間帯でのゴールだった。しかし、そこでスコアボードは止まらなかった。アディショナルタイム6分が加えられ、エリア内に攻め込んだコウチーニョに、ファウルがおかされ、主審はPKの笛を吹くことに迷わなかった。コウチーニョ自身がPKを沈め、スコアは1-3になった。
そして、バルサは今季、アウェーでの初勝利を手にすることになった。チャビが試合を率いてから、リーガ2試合で勝ち点6。新生バルサは、更なる連勝に挑む。
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