アウベス「僕は2位になるために生まれて来ていない」
ダニ・アウベス が表現するものは、情熱、歓喜、そしてサッカーだ。また、一人のクレ、バルサファンでもある。記者会見場で何度となく繰り返したように。記者会見には、ジョアン・ラポルタ会長、ラファエル・ユステ副会長、マテウ・アレマニ強化担当が付き添った。その場で、アウベスは、「僕がやることは全てサポーターが楽しめるためだ。僕は、君たちの一人だし、決して失望させない」と明言した。そんなアウベスをカンプノウで、1万人以上のファンが迎えた。
記者会見でFCバルセロナの新たな '8' 番は、クラブで過ごした最初の日々について語った。ポジティブなメッセージをファンに送り、イレギュラーな状況で始まったシーズンを変えると誓った。「変わるためには、物事はポジティブである必要がある。問題を見るのではなく、解決策を見なければならない。僕らはみんなでそれが行える」と語った。
誰よりもやる気に満ちているアウベスは、年齢はハンディキャップではない。なぜなら、それは「一つの数字に過ぎない」からだ。「変わらないことがある。それややる気と望んでいることに対して戦うスピリッツだ。今、僕は前より髪の毛は少ないかもしれないが、やる気は同じだ。バルサの歴史を僕はわかっているし、このカラーを代表することを知っている。もし、全員が同じ方向に舵を取れば、船はより早く港につく」。
「クラブ内外から貢献したい」
自らの役割について、ダニ・アウベスは明確だった。「僕は2位になるために生まれてきていない。僕はバルセロナに暇潰しに来たわけじゃない。僕はプレーするために、その場所を争うために、プレーする権利を手にするためにここに来たんだ」と答えた。また、ピッチでのポジションについては、現在は、サイドバックのポジションで練習していると明かし、「僕が知っているポジションだが、同時に他のこともできる。僕は自分に限界を与えない」と話した。
記者会見で最も愉快だった部分は、ダニ・アウベスがバルサへの加入について説明した部分だった。アウベスは、「僕が会長にすごくしつこくしたんだ。彼に戻りたいと何度も言った。バルサは、僕が手にしているほぼ全てを与えてくれたのだから」と明言した。
加入への経緯
また、ダニ・アウベスはバルサへの加入についても説明した。アウベスは、「僕が会長にすごくしつこくしたんだ。彼に戻りたいと何度も言った。バルサは、僕が手にしているほぼ全てを与えてくれたのだから」と明言した。
また、加入が決まったとのニュースについては、「チャビが電話で、もし、期待なら僕を数に数えると言って電話してくれたんだ。残りは、経済問題だけだったし、それは容易だったし、二の次だった」と経緯を語った。
その意味では、ラポルタ会長も、経済面での努力をしたアウベスへの感謝を述べ、また、今回の加入はチャビがそれを評価した一人だったことも認め、「チャビが、アウベスは、ロッカールームに必要なタイプの人間だと私に言った」と明かした。そして、ことばは現実となったのだ。
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