ディナモ・キエフ- バルサ: 手にした最初のファイナル (0-1)
勝利を求めてウクライナにやってきた セルジ・バルジュアンの率いるFC バルセロナは、アンス・ファティが決めたゴールのおかげで、チャンピオンズリーグにおける貴重な勝ち点3を手にした。バルサは、この勝利を手に、グループリーグ突破を自らの力で勝ち取ることが可能となった。もしも、黒星を喫していたら、状況は大きく変わっていたが、ベンフィカがバイエルンを前に負けたこともあり、現在、バルサは、グループ内2位の座を手にすることになった。とはいえ、次の挑戦は今回と同じあるいは、もっと困難なものとなる。カンプノウでのベンフィカとの直接対決が待っているからだ。
グループリーグの行方を決定づけるこの大事な一戦に、セルジ・バルジュアンは、テア・シュテーゲン、ミンゲサ、エリック、ラングレ、ジョルディ・アルバ、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、ニコ、ガビ、メンフィス、アンス・ファティのスタメンで臨んだ。
試合開始は、バルサがリズム、ポゼッション共に優れたプレーをみせ、試合を支配し、幸先の良いスタートを切った。前半3分に、メンフィスが最初のチャンス(前半5分)を得たほか、アンス・ファティ(前半9分)、ガビのパスを受けたジョルディ・アルバが絶好のチャンス(前半16分)を手にするなど、多くのチャンスが訪れたものの、ネットを揺らすことはできなかった。また、前半が終わる寸前に、ニコのシュートがゴールとなる寸前だったが、不運にもそのボールがメンフィスの足に触れ、ボールは枠外に弾かれてしまった(前半42分)。
試合は、両者に開かれており、後半13分には、カラファエフのシュートが均衡を破る寸前であり、後半20分には、アンス・ファティのエリア内でのプレーが、PKと判定された後、VARでひっくり返る状況もあった。
均衡を崩したアンスゴール
後半21分に、セルジ・バルジュアンは最初の交代を行ない、ガビに代わって、デンベレが入った。デンベレは、積極的に対戦相手のゴールを狙いにいった。そして、後半25分、待望の先制点が訪れた。右サイドから、ミンゲサが放ったセンタリングを受けたアンス・ファティのシュートが、ブスシャンのネットを揺らした。
しかし、ディナモ・キエフも最後まで勝ち点を目指し、ツィガンコフのシュートを始め、テア・シュテーゲンが神がかったセービングを証明する必要もかられた。
後半35分には、ラングレに代わって、ロナルド・アラウホが、後半42分には、アンス・ファティに代わってバルデが入った。試合はバルサが僅差リードしたまま、続き、5分間のアディショナルタイムが加えられた。そのアディショナルタイムにデンベレからパスを受けたバルデがシュートを放ったが、枠を捉えることはなかった。
しかし、スコアも変わることなく、バルサは、貴重な勝ち点3をキエフで手に入れることになった。最初のファイナルとなるテストに合格し、一行はバルセロナに戻ることになった。
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