プレビュー | FC バルセロナ - レアル・マドリード
バルサ - レアル・マドリード の試合の重要性をわざわざ、改めていう必要がないのは明らかだ。クラシコにプレゼンテーションはいらない。その存在自体が世界中の興味を惹くのだから。しかし、この日曜日、10月24日(現地時間午後4時15分)から行われるクラシコで、カンプノウは「日常」を取り戻すことになる。この試合に、昨季はスタンドで楽しむことができなかった観客が戻ってきて、肌身で楽しむことができるのだから。
クーマンの率いる選手は、スタンドからの声援を受け、チャンピオンズリーグでの最後の勝利を手に、このチャンスに特別な衣装を身につけることになる。といっても、それを身につけるのは選手ではない。この特別な機会に、バルサの選手の一致団結のイメージを伝えるモザイクと ‘Som-hi culers’(レッツゴー、クレのみんな)のメッセージがカンプノウに浮かび上がるのだ。
そこで、バルサのサポーターは、特別な役割を担うことになる。単にそのモザイクを作るのみならず、676日ぶりにクラシコを肌で感じることになるのだ。そして、バルサの選手は、その熱を必要としている。今週、契約更新を発表したアンス・ファティは、その後の記者会見場で、「満員のカンプノウは、僕らにとって、モチベーションがプラスされることになる」と話した。キャプテン、セルヒオ・ブスケッツも同様に、「僕らはホームでプレーするし、僕らのサポーターの力が必要だ」と話している。
旧知の対戦相手
監督: カルロ・アンチェロッティ カンプノウにおけるFC バルセロナの過去の対戦データは、彼に不利だ。というのも、このイタリア人監督は、過去にカンプノウで各種大会で訪れた5回の試合で、一度も勝利をあげたことがなく、その内訳は2分3敗なのだ。スタジアムでマドリードの監督として負けたことが2回あることも忘れてはならない。 その際の結果は、 2014/15年の2-1、2013/14年の2-1だ。
また、元ミランそしてPSGの彼は、ロナルド・クーマンとも再会することになる。二人は、選手としても監督としても、対戦している。
得点選手: カリム・ベンゼマ フランス人選手は、リーガで9得点をマークし、レアル・マドリードの攻撃の軸となっている。また、国内リーグで5得点をマークしているビニシウスとタンデムを組んでいる。
近況: キエフにてシャフタル・ドネツクに大勝 (0-5)してやってくる。しかし、リーガでは、エスパニョールを前に黒星、ビジャレアルを前にドローと二戦続けて勝利をあげられていない。
順位表で互角の両者
カンプノウで行われる今回のクラシコは、互角の様相を示している。勝ち点2点差がバルサとマドリードを引き離している。アンチェロッティの率いるチームは、バルサより1試合多く試合している。昨季と似たような状況だ。なぜなら、昨季、カンプノウにバルサは勝ち点3点差を追う形でプレーし、逆に第二戦では、勝ち点2点差をつけてアルフレド・ディ・ステファノに訪れたからだ。
その均衡をマドリードが破り、現在、クラシコの勝利数は、レアル・マドリード側に傾いている。クラシコ勝利数は、現在、バルサ96 vs レアル・マドリード98だ。バルサはこの状況をひっくり返すべく、試合に臨む。最近のリーガ4試合で、バルサはクラシコで勝利をあげられずにおり、その内訳は、3敗1分だ。
注目のスター選手
毎回のことながら、クラシコには、数々のスター選手が一堂に会する。今回、ピケやブスケッツが勝利を挙げれば、クラシコ史上最多勝利数を手にする選手となるし、ベンゼマやモドリッチも、再び、その名前を歴史に残すことになる。また、今回、注目されている選手の、アンス・ファティやガビも同様だ。
バルサのクラシコ史に掲載されることになる可能性を秘めているバルサの 10 番は、既に昨季、レアル・マドリードを前にカンプノウでゴールをあげており、21世紀のリーグ戦でスタメンとして最初の二試合でゴールを決める4人目の選手となる可能性を秘めている。過去にそれを達成したのは、サミュエル・エトー、ルウド・フアン・ニステルロイ、ペドロ・ロドリゲスがいる。また、バルサの30番は、もしプレーすれば、21世紀におけるこの試合に参戦する最年少記録の2位として名前を刻まれることになる。
また、クン・アグエロにとっても、新しい経験となる。アルゼンチン人ストライカーは、「クラシコに勝つのは、すごくスペシャルなことだろう」と話している。いつも通りのバルサーマドリードが戻ってきた。アグエロの望みは、バルサファン全員が望んでいるものと同じだ。
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