バルサ- ディナモ・キエフ: ピケ弾で勝ち点３ (1-0)

カンプノウでのチャンピオンズリーグ、グループリーグ第3節ディナモ・キエフとの対戦は、ジェラルド・ピケが前半に決めたゴールのおかげで、ホームチームが勝ち点３を手にすることになった。容易な試合ではなかったが、試合のコントロールを最初から最後まで握っていたバルサにとって、正当な勝利となった。 

日曜日にリーガでバレンシア戦を終えた後、週末にクラシコを控えた週中の水曜日に行われたチャンピオンズリーグ、グループリーグ第3節に、ロナルド・クーマンは、週末の顔ぶれと大きく変えて、テア・シュテゲーンをゴールに、ミンゲサ、ラングレ、ピケ、ジョルディ・アルバ、セルジーニョ・デスト、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、ガビ、ルーク・デ・ヨング、メンフィスのイレブンで試合に臨んだ。

前半2分、ジョルディ・アルバのセンタリングから、右サイドから走り込んだセルジーニョ・デストが最初のシュートを放った。勝ち点を余儀なくされているバルサは、試合の開始からボールをコントロールし、攻撃を仕掛け続けた。積極的に攻撃に参加し続けたメンフィスが前半18分には、チャンスを手にし、その2分後の前半20分には、ルーク・デ・ヨングが正面から放ったシュートが枠を捉えるも、GKブシャンがクリアし、スコアレスドローの状況が続いた。

ジェラルド・ピケの先制点

その均衡を破ったのは、ジェラルド・ピケだった。前半36分、ジョルディ・アルバからのセンタリングを受けたピケが、先制点をマークした。この日、スタジアムに訪れた45968人のスタンドがピケの名前を叫んだ。バルサは、ピケのゴールで試合を僅差リードして、ハーフタイムを迎えた。また、ピケが決めたこのゴールは、チャンピオンズリーグにおける16ゴール目となり、ロベルト・カルロスの記録と並び、ディフェンダーとして、チャンピオンズリーグ史上最多得点選手となった。

アンスマジックも、追加点にならず

後半から、ルーク・デ・ヨングとミンゲサに変わって、アンス・ファティとコウチーニョが入った。後半開始直後に、コウチーニョが最初のチャンスを手にしたが、特筆すべきは、後半８分のアンス・ファティのプレーだった。追加点にはならなかったものの、ブシャンの足元のボールを奪いに行き、メンフィスに送り、メンフィスも体を張り、アンスに送り返したものの、ゴール前でアンスマジックを魅せながら受けたそのボールは、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

クーマンは、後半２４分にガビに変わって、セルジ・ロベルトを、後半２９分には、メンフィスにかわり、アグエロを投入し、更なる追加点を目指したが、求めていた2点目は訪れなかった。バルサは最後まで粘ったものの、スコアは、最後まで変わることはなかった。とはいえ、勝ち点３はホームチームのものであり、背水の陣で臨んだ試合をバルサは制して、この週、2度目のゴールを手に入れた。