プレビュー | レアル・マドリード - バルサ: ハイレベルのクラシコ
世界を凌駕する試合。レアル・マドリード対FCバルセロナの試合は、バルデベバスで行われる最初のクラシコとなる(4月10日21時キックオフ)。バルサは、リーガ30節に相当する試合で、初めてバルデベバスを訪れる。この試合は、大会の行方を決定づけることになるかもしれない。なぜなら、大会2位(バルサ)と3位(レアル・マドリード)が首位のアトレティコ・デ・マドリードの座を求めて戦う試合だからだ。
対戦相手
対戦相手は、全大会を含め、5連勝し、1月にレバンテを前に黒星をあげて以来、負け知らずという絶好調の波に乗ってやってくる。それでいながら、現在、順位表では、バルサが2点差で上回っている (65 と 63) ため、ホームで、現在、勝ち点66のアトレティコ・デ・マドリードとの差を縮めるために向かってくることになるだろう。
ジダンの率いるチームは、セルヒオ・ラモス、バラン、カルバハル、アザールが欠場となるが、モドリッチ、ベンゼマ、クロース、カゼミロ、メンディといった偉大な選手と共に試合に挑む。
監督: ジネディーヌ・ジダン
リーガ順位: 3位 (勝ち点63)
リーガ内訳: 19勝-6分-4負
リーガ最多得点選手: ベンゼマ (18ゴール)
対戦データ
最後のクラシコは、今季、行われた唯一の試合だが、カンプノウでの試合で、バルサは、 1-3と敗れている。レアル・マドリードのホームに関していえば、最後の試合でやはり、バルサが 2-0で敗れている。そして、今回、バルサは、初めてバルデベバスを訪れることになる。レアル・マドリードとFCバルセロナが対戦する新たな18箇所目のピッチとなる。もし、バルサが勝利をあげれば、両者の勝率はタイになるが、現在は、97-96と僅差にある。
知っておくべきデータは・・・
- クラシコの歴史において、レオ・メッシほど、この試合でゴールを決めた選手ことがある選手はいない。レアル・マドリードとの試合でメッシは、26ゴールをマークしており、それに続くディ・ステファノ、クリスチャン・ロナウド(18)を大きく超えている。メッシのクラシコゴール内訳は、リーガで18、チャンピオンズリーグで2、スペインスーパー杯で6得点。
- 両チームとも、リーガの試合を通して29節中12試合を無失点で終えている。失点数に関しては、バルサが24、マドリードが 23 とほぼ、同様の数値を誇っている。
- 両チームのキャプテンであるセルヒオ・ラモスとレオ・メッシが、クラシコ史上において、最多出場を果たしている。レアル・マドリードのキャプテンは45試合、一方のレオ・メッシは44試合だが、今日、土曜日にバルサのキャプテンは、レアルのセンターバックの記録と並ぶことになるだろう。
-この土曜日は、まさにラポルタが11年前に最後にFCバルセロナの会長としてクラシコを過ごした日でもある。また、その試合、2010年4月10日は、バルサがペドロとメッシのゴールで、サンティアゴ・ベルナベウにて 0-2 でレアル・マドリードを下している。
バルサ近況
バルサは、最高の波に乗ってこの試合にやってくる。もし、土曜日の試合に勝てば、リーガでのアウェー戦で10連勝の記録を達成することになる。クラブ史上、過去に2度しか、達成したことのない偉業となる。また、クーマンの率いる選手は、 2021年に入ってからリーガは無敗であり、数ヶ月ぶりにリーグチャンピオンになるための全てを、自分たちの掌中に入れている形となって、試合を迎える。
この試合に向けて、バルサの監督は、負傷していたジェラルド・ピケとセルジ・ロベルトを取り返し、遠征に向けて23人を招集した。遠征メンバーは、下記の通り: テア・シュテーゲン、デスト、ピケ、アラウホ、セルヒオ、グリーズマン、ピャニッチ、ブライスバイテ、メッシ、デンベレ、リキ・プッチ、ラングレ、ぺドリ、トリンコン、ジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルト、フレンキー・デ・ヨング、ユムティティ、ジュニオル、イニャキ・ペニャ、イライシ・モリバ、ミンゲサ、アルナウ・テナス
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