バルサ – ベティス: 再建へのゴールフェスティバル (5-2)

ペナルティ、退場、そしてゴールフェスティバル。ベティスを前に5-2とゴールフェスティバルを披露したカンプノウでは、再建に向けて良い感触を取り戻しながら、FCバルセロナならではのサッカーが展開された。デンベレ、グリーズマン、メッシ（2）、ペドリが攻撃の主役となり、10人になったベティスを前に、大量ゴールと共に4試合ぶりのリーガでの勝利を手にして、バルサは代表週へ向かうことになった。

デンベレのスーパーゴールも同点弾

試合が始まる前からニュースとなったことの一つは、リーガでの勝ち点が絶対的に必要なこの試合に、クーマン監督が、メッシをベンチに温存したことだった。今季、全試合をスタメン、フル出場してきたメッシをベンチに置き、テア・シュテーゲンをゴールに、セルジ・ロベルト、ピケ、ラングレ、ジョルディ・アルバ、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、デンベレ、グリーズマン、ペドリ、アンス・ファティのイレブンがピッチに立った。試合開始から、アンス・ファティ、グリーズマンが次々にゴールを攻め、一方のベティスは、カルバーリョを通して攻め、テア・シュテーゲンのセービングがこの日も試されることになった。

試合開始から、アンス・ファティ、グリーズマンが次々にゴールを攻めるも、前半22分まで、先制点は訪れなかった。グリーズマンのアシストを右サイドで受けたデンベレが左足を振り抜き、この日、最初のゴールをマーク。続けて、前半26分には、ペドリのアシストから、グリーズマンのシュートがポストに弾け、31分には、エリア内のアンス・ファティにファウルが犯され、PKの笛が吹かれた。グリーズマンがPKを請け負ったが、そのシュートは、元バルサのGK、クラウディオ・ブラボにセーブされた。前半終了間際に、やはり、元バルサの選手、サナブリアのゴールが、テア・シュテーゲンのネットを揺らし、カンプノウは、1-1のスコアでハーフタイムを迎えることになった。

メッシ登場、グリーズマンのゴール

後半から、アンス・ファティに変わって、レオ・メッシがピッチに立った。メッシが後半4分にゴール中央に走り込み、対戦相手が引きつけられている間に、ジョルディ・アルバのクロスを受けたグリーズマンが左足でゴールを決め、前半のミスを取り返し、スコアは2-1となった。

ベティス10人に

後半15分、ベティスのアイサ・マンディがレッドカードを受け、ベティスは、数的不利の10人で戦うことになった。VARにより吹かれたPKを、スペシャリストのバルサの10番が冷静に沈めて、バルサは3-1とリード。

10人になったベティスだが、後半18分にアレックス・モレノのアシストから、ロレン・モレノが追加点をマーク。再び、3-2と点差が縮められた。

メッシとペドリ、ゴールフェスティバル

しかし、そこに再び、メッシが現れた。後半37分、エリア内の右サイドから左足を振り抜いて、ゴールを突き刺し、この日、2点目をマーク。後半39分には、幻のハットトリックとなる3点目もマークしたものの、セルジ・ロベルトのオフサイドのために、そのゴールはカウントされなかった。試合終了間際の90分には、そのセルジ・ロベルトのアシストを受けたペドリが追加点をマーク。バルサは、最終的に昨季同様、5-2とゴールフェスティバルで勝ち点3を手にして、カンプノウを後にすることになった。