アラベスーバルサ:次回へ繋げるドロー(1-1)
リーガ8節、メンディソロッサで行なわれたアラベスとの対戦は、ホームチームの先制点を追う形となり、グリーズマンが同点弾を決めたものの、数的不利になった対戦相手を前に、この日、絶好調だったパチェコの堅守の前に、ドローでピッチを去ることになった。
勝ち点3は、叶わなかった。チャンピオンズリーグでトリノにて勝利を手にした後、クーマンの率いるチームは、リーガでの勝利を目指し、実に25回ものシュートを放ったが、メンディソロッサで行なわれたアラベスとの対戦は、求めていた結果にはならなかった。
この試合に、クーマンは、ネト、セルジ・ロベルト、ジェラルド・ピケ、ラングレ、ジョルディ・アルバ、セルヒオ、フレンキー・デ・ヨング、デンベレ、グリーズマン、メッシ、アンス・ファティをスタメンに送り、試合を開始。前半13分には、この日、成人となる18歳の誕生日を迎えたアンス・ファティが、GKパチェコと1対1になり、先制点を決める寸前も、シュートは、枠を捉えず。前半22分には、メッシがフリーキックから放ったシュートが、ゴールラインに届くも、ルジューヌがクリアするなどのチャンスが訪れ、試合のコントロールを握っているバルサに、ゴールが入るのは、時間の問題に思われた。
虚を突かれた先制点
バルサが74%以上のポゼッションで試合をコントロールし、攻撃を繰り返していた時間帯に、虚を突かれる形で、先制点は訪れた。前半31分、ピケがネトに送ったショートパスを、ルイス・リオハがネトの足元から奪い、先制点をマーク。1-0とアラベスが先制したまま、ハーフタイムを迎えることになった。
グリーズマンの同点弾
クーマンは、後半から、前半の状況を変えるために、セルヒオ、デンベレ、ラングレに変えて、ピャニッチ、ペドリ、トリンコンをピッチに送った。後半16分に、アラベスのホセ・ペレテイロが2枚目のイエローカードを受けて、退場になり、その直後に同点弾がやってきた。
後半18分、グリーズマンが同点弾をマーク。試合は、振り出しに戻った。後半25分に、再び、グリーズマンがゴールを決めるも、トリンコンがオフサイドだったために、スコアは変わらず、バルサが圧倒的に試合を支配しながらも、ドローの状態が続いた。
ジョルディ・アルバに変えて入ったデストもゴールを決める寸前だった。後半33分、アンス・ファティに変えて、マルティン・ブライスが前線に加わった。バルサは、CKに次ぐCKを手にし、数々のチャンスを手に、あらゆるシュートを試みたが、この日、冴え渡っていたパチェコが全てセーブしてみせた。チャンスを生み出し、シュートは枠を捉え、努力を最後まで諦めず、バルサは、ほぼ全てにおいて挑戦したものの、唯一、ボールがゴールラインを割ることだけが、次回以降に持ち越されることになった。
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